分人主義宣言―ヒューマンウェアの転回

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  • サイズ A5判/ページ数 97p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784890261697
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C3037

目次

1 平野啓一郎の分人モデル(個人から分人への人間の基本単位の変更とその理由;個人を人間の基本単位としてきた主な理由;「本当の自分」神話と「本当の自分/ウソの自分」モデルの問題点;社会の複雑性の縮減としての役割モデル;分人を人間の基本単位とすることによる自己/他者理解の変革;分人の実践的効用)
2 「本当の自分」神話の病理(他者論不在の精神分析―「本当の自分」神話の強化;「本当の自分/ウソの自分」モデルの病理―R.D.レインの学説を中心にして)
3 分人モデルの先駆け(J.ラカンの分人論―「3人の囚人」の思考実験;今日の若者の対人関係にみる分人傾向―対人的フリッパー志向;分人主義と脱アイデンティティ―ナラティブセラピーにみる分人)
4 分人モデルのエビデンス―ニューラルネットワーク理論・ポリサイキズム・ポリフォニー
5 分人主義の光と影(分人主義の影―監視カメラと雇用のダークサイド;分人民主主義の可能性―複雑なものを複雑なまま捉える)

著者等紹介

中井孝章[ナカイタカアキ]
1958年大阪府生まれ。現在、大阪市立大学大学院生活科学研究科教授。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よしむね

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平野啓一郎の提唱する分人主義を学問的な立場から再検討している。自己啓発感が否めない思想だったが、半分くらい腑に落ちた。2018/01/18

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