内容説明
建築文明の衰退と危機を超えて今に活きるグロピウス・デザイン学!美(女)は万象を超え、醜(男)は地獄で煮殺される―近代主義に抗して、恒久平和のシンボル、イスラム建築の神髄(未来性)に迫る。
目次
序 「デザイン」再考(グロピウスからの距離)
1 ポストモダニズム(グロピウス・近代主義の言語論的転換)
2 離島寒村のコスモロジー(近代主義の現象学的還元)
3 縄文の復権(日本中核デザインの設定)
4 デザイン停滞の危機
5 モデルとしてのイスラム建築(オリエント蘇生)
6 デザインの窮極(芸術を捕獲する)
7 窮極への接近(破滅の美)
著者等紹介
渡辺豊和[ワタナベトヨカズ]
1938年、秋田県仙北市角館町生まれ。1961年、福井大学工学部建築学科卒業。1970年、渡辺豊和アトリエ(1972年に渡辺豊和建築工房に改称)開所・主宰。1980年、京都芸術短期大学客員教授。1981~90年、京都芸術短期大学教授。1982~84年、福井工業大学講師(兼任)。1991~2007年、京都造形芸術大学教授。2004年、イワクラ(磐座)学会設立。渡辺豊和建築工房主宰、京都造形芸術大学名誉教授、工学博士(東京大学)、イワクラ(磐座)学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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