内容説明
天理教の「元の理」は今、人類が生き残りをかけた文明戦略と環境戦略に貢献する救済の思想を隠しもつ現代神話としての使命をおびてきている。持続可能な未来社会を拓くために、学際的知的回路をダイナミックに掘り起こした注目の書。
目次
第1章 ひろめの理ばなしとしての「元の理」(「元の理」の総合学を目指して;「元の理」の受難史入門 ほか)
第2章 「元の理」の生態・環境論(「泥海」文化・生態論;「泥海」からの環境倫理 ほか)
第3章 「元の理」の思想を語る(現代思想と「元の理」―蔵内数太・大橋良介・井上昭夫;生命記憶と「元の理」―三木成夫・井上昭夫 ほか)
第4章 「元の理」の応用天理教学(「人間の顔」と「元の理」;「内蔵」の黙示的解釈 ほか)
著者等紹介
井上昭夫[イノウエアキオ]
1936年生まれ。ハワイ大学文学部哲学科卒業。天理大学付属おやさと研究所長・教授、国連ユニタール特別上席顧問、国際経営文化学会副会長、日本ペンクラブ会員。2005年には、アフガニスタン文化自立復興支援の一環として、カブール大学と共同プロジェクトを立ち上げ、オムニバス・ドキュメンタリー映画「カブール・トライアングル」などを制作した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。