内容説明
天理教―近代日本最大の宗教教団は、なぜ数多くの分派教団を生み出したのか。各時代ごとに天啓者待望、終末預言、霊能と秘儀を前面に押し出した分派教団出現の背景と、そのメカニズムに迫る。
目次
天理教系教団を研究するにあたって
第1部 天啓の終焉と天啓者待望の昂まり(教祖の後継者と分派の論理;大正期における天啓者待望)
第2部 終末預言の運動へ(ほんみちの出現と社会状況;終末論的宗教運動の挫折と変容)
第3部 秘儀と霊能の拡がり(霊能の継承と分派分立;芹沢光治良の晩年と天理教)
分派分立のメカニズム
著者等紹介
弓山達也[ユミヤマタツヤ]
1963年、奈良市に生まれる。1986年に法政大学文学部哲学科卒業後、大正大学大学院に学び、1991年に博士課程後期単位取得退学。2000年に博士(文学)。2001年より大正大学人間学部助教授。専攻は宗教社会学。新宗教や現代世界における霊性の問題に関心を持っている
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