内容説明
家事は“手伝う”のではなく、“分担する”―。人が生きている限り、絶えることなく続く家事労働。性別による役割分担によって、女性が担うことが多かったが、時代は変わった。痛快で、こころ優しい男性の家事分担に関する参考図書の決定版!
目次
オレに当たらないで!
妻の定年
家事に押しつぶされる
「ごろ寝半鬱」からの脱出法
「内助」概念は家事を労働と認めてこなかった
男の意識は変わったが、果たして家事労働の実践まで変わったのか
高齢社会の覚醒
「主婦業の削減」を提唱する
日本の税制が犯した家事を貶めた罪
妻の定年開始の日
なぜ家事はそんなにつらいのか
分業の進化が家事を「外部労働」と認めた
妻の「定年日」
「家庭内の男女の平等」とは「家事の協働分担」を意味する
学校の家庭科は男女共修になったのに
「変わりたくない男」を育てたのはだれか
「家事力」は「生活力」
「子どもよりも手がかかる」
外来の男女共同参画思考
国家フェミニズム
外部評価の対象になった
女性の沈黙
最後まで頼りにされ、最後に自分の頼る人はいない―女性は家事労働から引退できない
働くとは「人のために動く」と書く
著者等紹介
三浦清一郎[ミウラセイイチロウ]
月刊生涯学習通信「風の便り」編集長。国立社会教育研修所、文部省を経て福岡教育大学教授、この間フルブライト交換教授プログラムとして、米国シラキューズ大学(1980年)、北カロライナ州立大学(1988年)客員教授。福岡教育大学退職(1991年)と同時に、九州女子大学・九州共立大学副学長(1991年~)。1999年退職後、2000年三浦清一郎事務所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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