内容説明
保育と教育の融合で真の子ども教育を!共働き家庭が増え放課後教育の充実が望まれているのに、学校との連携が組織上不可能で進まないのが現状だ。健全な保育機能と教育機能の融合・充実をめざし組織の垣根をこえた飯塚市の先進事例を紹介。
目次
第1章 学・保連携―市長の決断 片峯誠飯塚市長インタビュー(学校教育課所管の放課後児童クラブ;子どもの放課後の充実は地方創生に通じる ほか)
第2章 「学・保連携」の「飯塚プラン」までの道程(学校教育はなぜ学童保育を支援しなければならないか?;挑戦の道程―教育長としての試行錯誤 ほか)
第3章 教育行政関係者の意識変化は、「菰田児童クラブ」の発表会から始まった(既存の児童クラブが取り組んできた唯一の教育機能は宿題時間であった;発表会が教育関係者に与えた衝撃)
第4章 共著者鼎談―支援員はどう変わったか?
第5章 学童保育は「守役」になれるか?(現代っ子に残された唯一の「縦集団」;守役の責任 ほか)
著者等紹介
三浦清一郎[ミウラセイイチロウ]
生涯学習通信「風の便り」編集長。北海道大学博士課程修了、西ヴァージニア大学助教授、国立社会教育研修所・文部省を経て福岡教育大学教授。この間、フルブライト交換教授としてシラキューズ大学、北キャロライナ州立大学客員教授。九州女子大・九州共立大副学長
森本精造[モリモトセイゾウ]
元飯塚市教育委員会教育長、青少年教育施設(一財)サンビレッジ茜理事長。中学校教諭。福岡県教育庁社会教育課長、福岡県立社会教育総合センター所長を経て、穂波町教育委員会教育長、飯塚市教育委員会教育長を歴任。穂波町時代、全小学校に、「子どもマナビ塾」「熟年者マナビ塾」を導入。合併後の飯塚市では、「いいづか市民マナビネットワーク」(e‐マナビ)などを立ち上げる。退職後は、NPO法人幼老共生まちづくり支援協会理事長。現在は「学童保育と学校教育の連携」(学社連携)に奔走
大島まな[オオシママナ]
九州女子大学人間科学部長、教授。トロント大学大学院オンタリオ教育研究所(カナダ)成人教育学科留学(文部省奨学生)、九州大学大学院教育学研究科博士課程修了、九州大学教育学部社会教育学講座助手、九州女子短期大学初等教育科准教授、九州女子大学共通教育機構教授を経て、現職。福岡県および北九州市の社会教育委員、男女共同参画審議会委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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