内容説明
本書は２１世紀への橋渡しの役割を十分果たすにふさわしい内容として、特に、人々の健康の保持増進や疾病の予防に関心をもち、人生をいかに健康に生きるかなどの価値を求めている時代に、チーム医療を遂行する看護者に役立つ書物です。脳血管障害や頭部外傷は、ある日突然の発症に大きな衝撃をうけ、家族も含め危機的状態に陥ることが多々あります。また発症の結果、意識障害や機能障害により生命の危機にも陥ります。さらに、その状態を脱しても半身不随や言語障害などにより、その人の人生を変更せざるを得ない場合も多く見受けられます。そうした状況をかんがみ、看護の質が問われている今、看護の要素である患者の安全・安楽、自律への援助を、脳外科看護のプロとしてどのような看護過程を実施すべきか紹介しています。
目次
１章 脳血管障害患者の看護
２章 頭部外傷患者の看護
３章 脳腫よう患者の看護
４章 感染性疾患患者の看護
５章 脊椎・脊髄疾患患者の看護
６章 リハビリテーション
７章 遷延性意識障害および脳死患者の看護
８章 意識障害
