エリア・スタディーズ
ポーランドの歴史を知るための55章

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  • サイズ 46判/ページ数 422p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750350714
  • NDC分類 234.9
  • Cコード C0336

目次

第1部 総論篇―ポーランド史を見る眼
第2部 通史篇1―中世から近世にかけて
第3部 通史篇2―近世から近代にかけて
第4部 通史篇3―両大戦間期
第5部 通史篇4―第二次世界大戦
第6部 通史篇5―ポーランド人民共和国
第7部 通史篇6―体制転換以降
第8部 テーマ篇1―ポーランドにおけるローマ・カトリック教会
第9部 テーマ篇2―ポーランド文化史
第10部 テーマ篇3―ポーランドと日本

著者等紹介

渡辺克義[ワタナベカツヨシ]
長岡崇徳大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ

54
読んだと言えるかどうかの経緯。5日間、日に数回手に取り牛歩の様に。中世、近世、そして現代まで。「国家」「国民」と言う自己認識、自尊感情が如何なるものだろうとまず思った。面白いのは国の機関に国民記憶院なるものがある事。国民自体、かなり歴史に関心が深く、TV放映される番組の中でも圧倒的に多い事。様々な職業、肩書の方が執筆されているだけに、万華鏡の様な思想を語られついて行くだけでエネルギーが要る。読んで、咀嚼し、人に伝えて体得の読書だけど・・ふぅ。現状ポーランドは最濃密なウクライナ支援国家”クォ・ヴァディス”だ2022/03/29

崩紫サロメ

20
全体の8割くらいが通史、残りがテーマ史(カトリック教会、文化史、日本との関係)となっており、通史自体も様々な専門分野の人がいろいろな角度からポーランドを見ており入門的な通史として読める。カティンの森事件を巡るロシアとの交渉、第二次世界大戦中のユダヤ人に対する「加害者」としてのポーランドにどのように向きあうか、など2010年以降の動向も反映されている。日本に関するパートは、ポーランド文学者や歴史学者の紹介というありそうで無かったもので、個人的にはとても良い試みだと思った。2021/04/22

紙狸

16
2020年刊行。エリア・スタディーズのシリーズの一冊。それぞれの章によって出来不出来があるのは、多数の著者の合作である以上しかたがない面もあるけれど、この巻はばらつきが目立つと感じた。個人的には関心のあった「カチンの森」事件(この本では「カティン」という一章)について学べたのはよかった。2023/04/12

紅咲文庫

12
巻末の年表は996年から2020年まで。各章がそれぞれの専門家によって記され、55章のどこから読んでも良いと書かれているがやはり年表の流れに沿い順番に読む。野の国であるポーランドは欧州とロシアの間で領土を広げ奪われ分割され独立を繰り返してきた。ウクライナとの関係性も歴史の中では平和的だったわけでもなく、現在でも国内のユダヤ人を介してイスラエルにじわじわ主権を脅かされている、と。冒頭で執筆陣の紹介があり、巻末には多くの参考図書が挙げられているように、あくまでもきっかけとしての本なのだろうが勉強になった。2022/04/20

うえ

5
「西ウクライナと西ベラルーシの解放を掲げたソ連は、1939年…ソ連占領下で行われた選挙で圧倒的支持を受けたと称して占領地をソ連に併合した。…ポーランド国家の復活の芽となりかねないものが徹底的に排除…政治活動家・知識人が逮捕され、ソ連奥地の強制収容所に送られた。…また、様々な理由でシベリアや中央アジアに強制移住が行われ…ポーランド人15万〜50万人が殺害または占領が原因で死亡し…46万〜100万人がソ連奥地に移送された…抵抗の核となりうる人々の殺害・排除という点では、独ソの占領政策は類似していると言える。」2024/12/24

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