ごちそうの木―タンザニアのむかしばなし

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/高さ 24X29cm
  • 商品コード 9784890139835
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

むかしむかし、日照りで食べ物がなくなってしまった土地に、たわわに実のなる大きな木がありました。おなかがぺこぺこの動物たちは、かしこいカメに、どうやったら実が食べられるか、聞きにいくことにしました。小さなノウサギが名のりでると、「大きい動物にまかせなさい」とみんなに言われ、ゾウとスイギュウが出かけるのですが…。タンザニアで語りつがれてきたゆかいなむかしばなし。

著者等紹介

キラカ,ジョン[キラカ,ジョン] [Kilaka,John]
1966年タンザニアの南西部スンバワンガに生まれる。1987年タンザニアの大都市ダルエスサラームに移り、1990年にはヴィレッジ・ミュージアムでティンガティンガ派の画家ピーター・マーティン・チャウガンガから絵を学び、独自の画風を確立。その後タンザニアの村々をまわって昔話を集め、タンザニア、ドイツ、スイスなどでストーリーテリングを行い、3冊の絵本を出版。初の絵本は『チンパンジーとさかなどろぼう』(岩波書店)、『いちばんのなかよし』(アートン)は2005年ボローニャ国際児童図書展ニューホライズン部門ラガッツィ賞受賞

さくまゆみこ[サクマユミコ]
編集者、青山学院女子短期大学子ども学科教授などを経て、現在はフリーの翻訳家。日本国際児童図書評議会(JBBY)会長。アフリカ子どもの本プロジェクトの代表として、アフリカの子どもに本を届ける活動や、アフリカの文化や子どものことを日本の子どもに伝える活動もしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiaki

43
タンザニアの昔ばなし。干ばつに伴って作物の不作が続き、動物たちはお腹がぺこぺこ。そんな干からびた大地の真ん中に、たっぷり熟した実をたくさんつけた不思議な木が立っていたが、いくら揺すっても実は落ちてこず…。どうしたらこの実を食べることが出来るのか。かしこいカメが教えてくれる"木の名まえ"を覚えることが出来ずに動物たちは何度もかしこいカメの元を訪ねることになります。見た目や先入観で、その人の能力を過小評価することはなんて無意味なんでしょう。小さき者の逆転劇!でも確かにこの名前、日本人には難しい〰️!2021/01/25

mntmt

19
わたしもすぐ忘れてしまいそう。あとがきを読んで、タンザニアならではの昔話なんだなと、勉強になりました。2017/10/21

ふじ

18
人からすすめられて。アフリカの識字文化のない地区・時代に語り継がれた昔話。ひもじい動物たちが、ごちそうの木から果物を得るため魔法の呪文を覚える話。それが「ん」からはじまる単語なので、読み聞かせ難しそう…この「言葉を耳で覚える」こと自体がその文化を表しているのだなぁ。今この時代、日本という国で読むといろんな意味で「昔話」。2017/09/02

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

15
タンザニアの昔話。日照りでお腹をすかせた動物たち、見上げると木の実が熟している。けれどとることができず、物知りのカメに相談すると、「木の名前を唱えなさい」と言われる。木の名前を覚えた動物たちだが、帰り道名前を忘れてしまう…。2019/08/25

いっちゃん

12
いや、こんな覚えにくい名前ないから!カラフルな絵で(動物が着ている服は昭和)独特だけど、けっこう好き。タンザニアの昔話だけど、日本のと比べると、日本の昔話は地味だなぁ。2017/11/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12165602
  • ご注意事項

最近チェックした商品