ミケランジェロ―石に命をふきこんだ天才

ロッサーニ，キアーラ【文】〈Ｌｏｓｓａｎｉ，Ｃｈｉａｒａ〉/ランドマン，ビンバ【絵】〈Ｌａｎｄｍａｎｎ，Ｂｉｍｂａ〉/森田 義之【訳】

西村書店（新潟）（2014/06発売）

• サイズ A4判／ページ数 1冊(ﾍﾟ／高さ 32cm
• 商品コード 9784890139477
• NDC分類 E
• Cコード C0098

内容説明

大理石のなかにとじこめられている像をときはなつために―人生最後の日まで槌と鑿を手放さず、なによりも彫刻を愛したルネサンスの巨匠の生涯をつづる。アートな絵本シリーズ第８弾！

著者等紹介

ロッサーニ，キアーラ［ロッサーニ，キアーラ］ ［Ｌｏｓｓａｎｉ，Ｃｈｉａｒａ］
１９５４年生まれ。ミラノ大学で外国文学を学ぶ。１９８２年よりミラノ近郊の公共図書館の館長を務め、１９９５年より小説や児童文学を執筆する

ランドマン，ビンバ［ランドマン，ビンバ］ ［Ｌａｎｄｍａｎｎ，Ｂｉｍｂａ］
１９６８年生まれ。ミラノ、ブレア美術アカデミー卒業。『ジョットという名の少年―羊がかなえてくれた夢』（西村書店）で、第６回日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞。その他の作品も世界各国で翻訳され、多くの賞を受けている

森田義之［モリタヨシユキ］
１９４８年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。愛知県立芸術大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

二年生は興味を持ちませんでしたが、遊びに来ていた四年生にヒット。石から何かを掘り上げる、という芸術に挑戦したくなったそうです。彼が新しい世界を見出せたなら、借りてよかった。

2019/11/20

[どんちゃんママ]

ビンバ・ランドマンの絵が美しいアート絵本。絵画や彫刻を見ることが最近なかったので 新鮮でした。ダビデや、モーセってこんな顔だったのだろうか。小さい頃からこんな絵本に触れていると世界が広がりそうですね。

2015/10/30

[絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく]

ルネサンスの巨匠ミケランジェロの生涯とその作品群がこの１冊でわかります。天才ってやっぱり努力を惜しまないんですね。

2018/05/04

[ケニオミ]

ミケランジェロの生涯についての絵本です。主要作品が登場しますが、作製の背景はほとんど知らなかったので勉強になりました。母を知らないで育ち、その母を若くして亡くしてしまったミケランジェロ。母の面影を表したのが有名なピエタだったとは。道理でマリアが若いはずですね。飽くまでも彫刻に拘り続けたミケランジェロ。彫刻をしたいがために、システィーナ礼拝堂のフラスコ画の作製も気乗りしなかったようです。彫像の様な絵を描くことで、何とか自分自身に折り合いをつけたというのは、作品を見て頷けました。機会があれば手に取って下さい。

2014/06/29

[いっちゃん]

子供にもわかりやすい、とても良い本だった。彫刻に対する彼の愛情が、半端ないもので、だからこんな名作が次々に生まれたのかと納得した。後世にこんなに沢山の作品を残した彼の人生は壮絶で、まさに芸術しかないように書かれているけど、幸せそうだった。建築家であったことは、しらなかったな。

2015/09/04