内容説明
国際アンデルセン賞画家賞受賞作家が描くディケンズの名作。誕生から170年!待望の復刊。
著者等紹介
ディケンズ,チャールズ[ディケンズ,チャールズ] [Dickens,Charles]
1812‐70。世界的な人気を誇る英国の作家。長編、短編、旅行記、ノンフィクションと、数多くの作品で知られる
インノチェンティ,ロベルト[インノチェンティ,ロベルト] [Innocenti,Roberto]
1940年、イタリア、フィレンツェ近郊の小さな町に生まれる。専門的な美術教育を受けたことはなく、独学で世界的なイラストレーターとしての地位を確立。アニメーション、映画や劇場のポスター、本のデザイン、挿絵などで活躍。2008年、国際アンデルセン賞画家賞受賞。フィレンツェ在住
もきかずこ[モキカズコ]
1949年、広島県に生まれる。慶応義塾大学文学部卒業。日本国際児童図書評議会会員。主な訳書に『ドラゴンキーパー最後の宮廷龍』(金の星社/産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MOTO
6
海外の書棚で本探しに悪戦苦闘していたら(見つからないのであれば、私はどう?)と真っ黒な大型本が目に飛び込んできた。手に取ってみると『クリスマス・キャロル』あぁ、この時期いいよね。でも重いからちょっと見るだけ。片手ではとても無理そうなので腰掛けて開くと。物語はお馴染みなのに、まるで『ネバーエンディングストーリー』の様に本の中へ吸い込まれる感じが。訳も好みだったし、何よりイラストが秀逸。視覚的というより感覚的な圧で、ぐいぐい迫ってくる。迫ると言うより、すでに取り込まれている。もうこれは連れて帰るしか無かった。2020/11/19
ケニオミ
5
以前西村書店の豪華愛蔵絵本の「ピノキオ」を紹介しましたが、本書もロベルト・インノチェンティ挿絵の豪華愛蔵絵本です。ご存じのとおり、マモンに取りつかれたスクルージ老人の悔悛の物語です。まだマモンに取りつかれていない若い頃の自分から、このままの人生を歩むと起こる悲惨な自分の死までを見せる三人の妖精。これから変われば、悲惨な最期を遂げずに人生を全うできるのかと、未来の妖精に縋り付くように問うスクルージ。それに答えない未来の妖精。読み応えがあります。「ピノキオ」と共にできれば手元に残したい絵本です。お薦めです。2013/11/24
つき
1
やっぱり大好きな物語!2015/12/13
しんどー
0
★32018/01/07
kirbypopopo
0
映画を見た後、もとは小説だと知りました。中編小説という絵本と小説の間くらいの構成はあまり読んだことなく新鮮でした。心を入れ換えた主人公が生き生きと描写され、彼も周りも幸せになっていく様子が気持ちいいです。誰も彼もが笑顔になる完璧なハッピーエンドで素敵な読後感でした。2019/03/01