ときめきお姫さま いやいや姫とおねだり王子

ロンカーリァ，シルヴィア【作】〈Ｒｏｎｃａｇｌｉａ，Ｓｉｌｖｉａ〉/テンポリン，エレーナ【絵】〈Ｔｅｍｐｏｒｉｎ，Ｅｌｅｎａ〉/たかはし たかこ【訳】

西村書店（新潟）（2011/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 66p／高さ 21cm
• 商品コード 9784890139279
• NDC分類 K973
• Cコード C8097

内容説明

なにをするにも「いやいや」と言ってだだをこねる“いやいや姫”。なんでもかんでも「ちょうだい」と言ってほしがる“おねだり王子”。さて、おとなになった二人が、ひとめぼれ。王子はすぐに、お姫さまにプロポーズするのですが…。

著者等紹介

ロンカーリァ，シルヴィア［ロンカーリァ，シルヴィア］［Ｒｏｎｃａｇｌｉａ，Ｓｉｌｖｉａ］
イタリアのエミーリア＝ロマーニャ州モデナ生まれ。小学校教師、児童向け雑誌の編集者などを経て作家となる。児童向けの作品が多く、ときにシナリオの執筆やアニメーションのプロデュースも手がける。これまでに７０冊以上の作品を出版し、２００６年、Ｃａｒｏ　Ｊｏｈｎｎｙ　Ｄｅｐｐ（親愛なるジョニー・デップ）でイタリア国内の権威ある児童文学賞バンカレッリーノ賞を受賞

テンポリン，エレーナ［テンポリン，エレーナ］［Ｔｅｍｐｏｒｉｎ，Ｅｌｅｎａ］
１９７０年、イタリアのピエモンテ州アレッサンドリア生まれ。ミラノのヨーロッパデザイン学院でイラストを学ぶ。イラストレーターとして仕事を始めると同時に、海外を転々としながら、舞台美術家やコックなど、さまざまな職業を経験する。１９９７年以降はミラノで暮らし、とりわけ児童書の分野でイラストレーターとして活躍。イラストを手がけた作品は、イタリア国内だけでなく、海外でも広く出版されている

たかはしたかこ［タカハシタカコ］
高橋隆子。１９６３年、千葉県生まれ。青山学院大学文学部卒業。テレビ局に勤務するかたわら、イタリア語を学び、２００７年、第１３回「いたばし国際絵本翻訳大賞」イタリア語部門で最優秀翻訳大賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく]

いやいやばかりのお姫さま、ちょうだい！ちょうだい！とねだる王子さま、きっとどこかの国（家）にいるに違いない！　シリーズ　『 いつでも「いやいや」/ なんでも「ちょうだい」/ 生まれてはじめてのことば / やっぱり「いやいや」? 』

2024/04/14

[遠い日]

甘やかされ放題で大きくなったいやいや姫とおねだり王子。自分の望みが叶わないなんてことは思ったこともない。ことばが心まで蝕むことって、本当にあるんだ。口にすることばは、心の鑑だね。

2017/04/25

[さいと]

「いやいや」が口癖なお姫様と「ちょうだい」が口癖の王子様が大きくなって恋におちたら・・・というお話。「いやいや」も「ちょうだい」も一度は子どもがかかる口癖の病気。そのまま大きくなったら大変なことにやっぱりなりますよね。「だから口癖は直さなきゃいけないのよ」というおしつけがましい話ではなく、そのせいで大変な苦労をしましたという軽いもの。でも大人になっても時々は「いやいや」とか「ちょうだい」って言いたくなるのは私だけですかね。むしろ言えない大人だからこそかも。

2012/04/13

[むーみん]

シリーズ２作目。 おませな子どもに読んでもらいたいな。 風変わりなお姫様のお話だけど、やっぱり一目惚れをするのがなんだか面白い。

2020/12/17

[けいねこ]

なんでも「ちょうだい」のおねだり王子さまが 結婚したいと願ったのは、なにを言われても「いやいや！」なお姫さま、いやいや姫。実は、いやいや姫も王子と結婚したいと思ったのだけれど、長年の習慣で、プロポーズされても「いやいや」としか言えなくて。二人は、どうなるの？ 　もちろんハッピーエンドだけれど、この二人の育ちかたを見ると、どんな夫婦になることやら。しあわせにはなったようですけどね。

2012/05/22