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クリムトと猫

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 32cm
  • 商品コード 9784890138883
  • NDC分類 E
  • Cコード C0098

内容説明

グスタフ・クリムト(1862‐1918)は、19世紀末から、20世紀初めにかけて、オーストリアの首都ウィーンで活躍した有名な画家です。1897年、クリムトは伝統的な美術に反抗して、「ウィーン分離派(ゼツェッション)」というグループを創立し、同じ時代のエゴン・シーレやココシュカなどとともに、ウィーンの世紀末美術の立役者になりました。そのころのウィーンでは、音楽家のマーラーやシェーンベルク、精神分析学者のフロイト、哲学者のヴィトゲンシュタインが活躍していました。クリムトは、「黄金のクリムト」といわれるように、絵画のなかに金色をたくさん使い、きらびやかで装飾的な画面と官能的な女性のイメージを結びつけています。彼は56年の生涯を独身ですごしましたが、大の猫好きで、8匹もの猫を飼っていたといわれます。巻末の有名な写真でも、猫を大切そうに抱いた彼がうつっています。これは、愛猫がみたグスタフ・クリムトの人生を、華麗で美しいビジュアルイメージとともに愛情をこめてよみがえらせた絵本です。アンデルセン賞受賞。

著者等紹介

カパッティ,ベレニーチェ[カパッティ,ベレニーチェ][Capatti,B´er´enice]
1973年生まれ。パヴィア大学で近現代文学を、パリ大学ソルボンヌ校で美術史を学ぶ。数多くの子どもの本の編集・翻訳をてがける。『クリムトと猫』は第1作目の著作である。イタリア・ミラノ在住

モナコ,オクタヴィア[モナコ,オクタヴィア][Monaco,Octavia]
1963年生まれ。金細工に興味をもち、ボローニャの美術アカデミーに入学。その後、世界各国で絵本のイラストレーターとして活躍し、2004年、イタリア・アンデルセン賞でベスト・イラストレーターに輝く。現在はイラストレーターのかたわら、子どもや大人に向けた講座やアトリエをひらいている。イタリア・ボローニャ近郊在住

森田義之[モリタヨシユキ]
1948年神奈川県生まれ。愛知県立芸術大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

130
グスタフ・クリムトの生涯を猫の視点から見た絵本です。クリムトが多用した金色をうまくこの絵の中にも特殊効果的に使用していてクリムトの絵とコラボする感じがします。非常にデフォルメされていて子供向きではないという気もしますが、手元において置きたい1冊です。2015/09/28

小梅

85
クリムトを飼い猫からの目線で描いた絵本。とても美しい絵本でした(*^_^*)2014/08/06

mii22.

75
【にゃんこまつり2020③】華麗で官能的な女性を描いたウィーン世紀末の画家クリムトも大の猫好きで8匹の猫を飼っていたらしい。クリムトがどんな人だったのか、どんな人生を歩んできたのか、クリムトのそばでみてきたクリムトのお気に入りだった猫に聞いてみたら..という絵本。モナコの絵もクリムト作品のように金を効果的に使い写真のコラージュも愉しく、人物や猫の顔や姿も愛らしくてとても素敵な絵本。猫を大切そうに抱いているグスタフ・クリムトの写真をみると親近感がわく。可愛い猫おじさんがここにもひとり。フフフ。 2020/02/20

ナイスネイチャ

72
図書館本。予備知識でクリムトの事を知っていれば面白かったと後悔している無知な自分。クリムト勉強して改めて再読したいです。2014/06/13

ふう

70
読友さんの感想で知った本。タイトルと猫を抱きしめる温かい表紙に惹かれて手に取りました。グスタフ・クリムトの人となりと作品への思いについて、飼われていた猫が語るという形で書かれています。猫が愛情と誇りをこめて語るのは、それだけクリムトに愛されていたからでしょう。 短い言葉ですが、芸術家としての輝きと苦悩が伝わってきます。クリムトの絵もオクタヴィア・モナコの絵もとてもすてきです。 猫の絵がとくにいいですね。2015/10/03

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