内容説明
そまつな服を着て、このうえなくみじめなくらしをつづけながら、娘たちはいつも、むかしのぜいたくで楽しかった生活をなつかしんでいました。ただ末娘だけは、明るく、強く、生きようとしていました。彼女は、父親がはじめて不幸に見舞われたとき、だれよりもなぎけ悲しみました。けれども、もちまえの快活さを取りもどすと、つらい生活にたえて、仕事に取りかかって、父親や兄さんたちをできるだけなぐさめようとしたり、姉さんたちの気持ちが、歌やダンスでまぎれるようにつとめるのでした。ボローニャ・ブックフェア特別賞受賞のシリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
6
挿絵は好みだけど美女ではないのが残念。野獣はシュールな獣で面白い感じです。2015/07/17
遠い日
4
どの巻もイラストがすばらしい「ワンス・アポンナ・タイム」シリーズ。『美女と野獣』も期待を裏切らない雰囲気のあるイラストで、お話の細部を見せる(描く)ことで、読み手の想像が余計に掻き立てられる。幻想的で、贅沢で、美しい宮殿の中が夢のよう。ビューティへの再三の忠告が物語の核だったとわかるシーンはぞくぞくする。魔法の力を堪能できる物語。2021/09/14
rin
1
★★★★★…古本市で購入した一冊。このほかに「シンデレラ」も手に入れた。どちらも挿絵が素晴らしい。2011/01/31
よっちん
0
図書館2024/12/31