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内容説明
最近おこなわれた調査によれば、ルーヴル美術館のレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作“モナ・リザ”は、依然として世界でいちばん有名な絵であるとされる。しかし、世界的な人気にもかかわらず、この絵は謎と神秘に包まれている。この肖像画に描かれた女性は誰なのか?なぜ彼女はわれわれに微笑みかけているのか?なぜレオナルドはこの絵を完成もさせず、売りもせず手元に置いていたのか?なぜ今、それはフランスにあるのか?本書は、レオナルドと“モナ・リザ”をめぐる伝説と歴史をたどりながら、こうしたさまざまな問いに思いがけない真実の答えを提供してくれる。修復や洗浄が不可能といわれる“モナ・リザ”の驚異的な油彩技法も、読者は豊富なディテール図版から見て取ることができるだろう。
目次
世界でいちばん有名な絵
簡素なポプラ材の板絵
モナ・リザとは誰か。この絵はいつ、どこで、誰のために描かれたのか
“モナ・リザ”の遍歴―フォンテーヌブローからルーヴルへ
さまざまな“モナ・リザ”解釈―「宿命の女」か「微笑む天使」か
1911年:“モナ・リザ”盗難事件
スーパースター、“モナ・リザ”
誤解された傑作の秘密
図版:“モナ・リザ”(全図)
部分解説
著者等紹介
カルミナーティ,マルコ[カルミナーティ,マルコ] [Carminati,Marco]
1961年、ミラノ生まれ。美術ジャーナリスト。ミラノ・カトリック大学で中世・近代美術史を学び、現在、ミラノに本拠をおく日刊紙『イル・ソーレ・ヴェンティクアットロ・オーレ(Il Sole 24 Ore)』の美術欄の責任者として活発な執筆活動を展開している
森田義之[モリタヨシユキ]
1948年生まれ。愛知県立芸術大学名誉教授。東京藝術大学大学院美術研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。