講談社文庫<br> 年に一度、の二人

電子版価格
¥726
  • 電子版あり

講談社文庫
年に一度、の二人

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 321p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062765992
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

同じ日に同じ場所で一年後に会う約束をして別れる二組の男女。一年後の約束に思いを募らせるOLの姿を、香港を舞台に描く。冬も春も夏も、10月の第3水曜日を待ち続ける……。ただ待つしかない。何もかも放り出して、あなたに会いに行けたら――。
解説/齋藤薫(美容ジャーナリスト/エッセイスト)

医師の夫との偽りの結婚生活に疑問を感じながらも、1歩を踏み出せずにいる沙和子。そんな時、出張先の香港で門倉と出会う。強く惹かれあうが、互いを縛りつけることのできない2人が行き着いたのは「年に1度だけ、同じ日に、同じ場所で」という約束。電話番号もメールアドレスも知らない2人の、愛の姿を描く。

シャドウ
コンスタレーション
グリーンダイヤモンド


永井 するみ[ナガイ スルミ]
著・文・その他

内容説明

医師の夫との偽りの結婚生活に疑問を感じながらも、一歩を踏み出せずにいる沙和子。そんな時、出張先の香港で門倉と出会う。強く惹かれあうが、互いを縛りつけることのできない二人が行き着いたのは「年に一度だけ、同じ日に、同じ場所で」という約束。電話番号もメールアドレスも知らない二人の、愛の姿を描く。

著者等紹介

永井するみ[ナガイスルミ]
1961年東京都生まれ。東京芸術大学音楽学部中退、北海道大学農学部卒業。’96年、「隣人」で小説推理新人賞、「枯れ蔵」で第1回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

506
「年に一度」と聞いて、すぐに思うのが「織姫と彦星」であろう。子どもながらに、なんて酷(むご)い、哀しい恋人たちだろうと感じたものだ。閑話休題、今作は香港舞台に馬をモチーフにした三つのカップルの物語を、最後緩やかにまとめ上げる…という凝った構成に仕上がっている。個人的には沙和子と門倉だけに焦点を当てて欲しかったが。解説の齋藤薫さんの「女にとっての一年」に関しての考察が秀逸。そして織姫と彦星も、コロナで恒例の逢瀬すら阻まれているのかな、などと要らぬ心配をしつつ作品を閉じた。2021/06/05

じいじ

89
夫にこれと言って不満はない。子供の父としても悪くない。充分な生活費も、家の中のことは任せてくれる。不自由なことはないのだが…。でも、何かが足りないのだ。何か満たされない。そんな女が恋に落ちたら…。香港を舞台に繰り広げられる三篇の男と女の物語が、香港で終結する。まさに永井するみらしい演出で、愉しめた。私としては、これは連作三部作にしないで、はじめの大人の恋愛劇に絞って、長編小説として読みたかった。2020/11/04

hope

29
「一年に一度」という迷宮。旅先の香港で出会い、一年後の同じ時同じ場所で会う約束をした男女。お互いに連絡先も知らずに、会えない時間に募る想いと、ただ待つだけの不安。繰り返す日常の中、感情だけが熟成してしまう。果たして彼は来るのか、私は行くのか。選択するのは自分自身。 「行ってみなければ、わからないよ」2020/01/16

hiichi

8
香港、競馬場、一年に一度しか会わない男女が数組。違うストーリーが、最後で見事に絡み合う展開に脱帽。永井さん、女心の繊細な描写、天才的!!もう亡くなられてるのが、ほんとに残念です。2013/05/07

ice

7
齋藤薫さんの解説までを読み終えて、ようやく私の中で完結した感じ。お話のお終いでは、見知らぬ香港の競馬場に ひとりぽつんと置いてきぼりになったような気がしたから。齋藤さんの問いかけ。わたしは沙和子さんは香港に残ると思う。宗太郎くんも一緒に。その判断は、女としての生き方を浮き彫りにするってあるんだけど…答えは?気になるなぁ。2012/06/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/605602
  • ご注意事項

最近チェックした商品