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内容説明
モンマルトルからモンパルナスへ。ピカソ、シャガール、スーティン、キスリング、藤田嗣治。そして、最愛の妻ジャンヌとの出会い。謎に包まれた人生を家族、知人の証言から読み解いた、パリの異邦人・画家モディリアーニ伝記の決定版。
目次
第1章 家族の絆―「父は彼をボッティチェリと呼んだ」
第2章 旅からの霊感―「風景を観照する習慣は僕に一大変革をもたらしてくれた」
第3章 パリでの苛立ち―「ついに正しい道をみつけたぞ」
第4章 モンマルトルからモンパルナスへ―「彼は恐るべき衝動に駆られて彫刻を作っていた」
第5章 大戦下のパリでの出会い―ピカソは評した。「モディリアーニ―酔っ払い」
第6章 窮之生活の中で―自画像に添えて「彼は開花するだろうか」
第7章 モディリアーニの成功を夢見る男―「彼のような画家がカフェテラスで作品を売らねばならないとは」
第8章 南フランスで迎えた終戦―「僕の場合、目の前に人がいないと描けない」
第9章 戦後のパリ、最後の制作活動―未完成作品のための素描に添えて「ここから新しい人生が始まる」
第10章 モディリアーニ神話とその後―「妻が来てくれたら、僕は天国で最愛のモデルが手に入れられる」
著者等紹介
ローズ,ジューン[ローズ,ジューン][Rose,June]
若い頃イスラエルでジャーナリストとして働いていた時にモディリアーニの描いた肖像画を見て、モディリアーニに興味をもった。その後、フランス、イタリアへと渡り、まだ存命中だったモディリアーニの関係者や友人たちと会って彼についての資料を収集する。主な著作に、エリザベス・フライの伝記、女性に変装して軍医として活躍したジェイムズ・ベイリーの伝記などがある
宮下規久朗[ミヤシタキクロウ]
1963年生まれ。東京大学文学部卒、同大学院修了。神戸大学文学部助教授。イタリア美術史専攻
橋本啓子[ハシモトケイコ]
1964年生まれ。慶応義塾大学文学部卒、英国イースト・アングリア大学大学院修了。東京都現代美術館学芸員。西洋工芸・デザイン史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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