内容説明
石食い虫が街を食い尽くす!プールは水もれ、刑務所からは脱獄、学校では謎の地下道から宝の山が…。家も役所もホテルも博物館もすべて石食い虫の被害に。いやいや書きはじめた作文が小説になって大ヒット!史上最年少作家の傑作ホラー小説。
著者等紹介
クナーベ,ベルンハルト[Knabe,Bernhard]
ドイツ連邦共和国の南部の都市、アウグスブルクにあるホルバイン・ギムナジウムに通う生徒。1995年、かれが5年生(11歳)のとき、学校での体験にテーマをとった創作の宿題をもらった。ところがかれが実際に思いついたお話は、宿題と呼ぶにはあまりにも長くなりそうだった。それではじめは思うようには書けなかったが、自分のパソコンを使って、ほとんど毎日1ページ、また1ページと楽しんで書くことになった。つぎつぎに新しいアイデアがわいてきて、物語はついに愉快な結末をむかえた。こうして宿題は1冊の本になったのである。現在も新作を書いている
ミクウス,ミヒャエル[Mickus,Michael]
1972年ドイツ連邦共和国のヴァルトプレールに生まれた。1993年に大学入学資格(アヴィトゥア)をとって、マールブルクのフィリップス大学でギムナジウム教育職員のための勉強をした。大学へ通うかたわら、イラストや絵画の制作も続けた。「モクテズマの夜」にイラストを描き、この「緑の石食い虫」が児童文学のジャンルでの挿画の2作目となる
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感想・レビュー
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ちょん
21
11歳の子がこの本を書いたの?ってビックリしました。石食い虫という謎の緑のちっこい虫がドイツの都市を食い尽くそうとする、なかなか恐ろしいお話。とてもうまーーくまとまってました🐴実際にこんな虫いたらたまらんなぁ…虫の多いこの季節、読んでてゾワゾワ。2022/08/04
soyuya
1
これを小学5年生の男の子が書いたと思うと、より楽しく読めました。 ブックトークで紹介しようと思います。2018/12/01
三太郎
1
発行動悸『提出された宿題(作文)がおもしろかったので』革新的独流出版スタイル!やはりドイツ児童文学は飽きない、楽しい。あ、内容も勿論おもしろいですよ^p^2014/03/30
あろんそ
1
読んだのは中学生くらいのときだったけど、随所で笑わされたりドキドキしたりするうち、いつのまにかなくなってた子ども心みたいなもののことを思い出した。これを提出された先生はどんな気がしたんだろう。