ファージョン自伝―わたしの子供時代

ファージョン自伝―わたしの子供時代

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  • サイズ A5判/ページ数 645p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784890135820
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

内容説明

イギリスのアンデルセンとも呼ばれるエリナー・ファージョンは、作家だった父の手ほどきで、5歳にして早くも物語をつくりはじめ、その希有な才能は大人を驚かせた。『リンゴ畑のマーティン・ピピン』や『ムギと王さま』などに代表される作品は、すべて生きる喜びに満ちている。彼女は子供に読まれることを意識し、読むことで人生の喜びを感じてくれることを強く望んでいた。子供時代に謳歌した夢のような空想世界が、こうした名作を生み出す感性を育んだのである。子供たちに生きる喜びを与える作家、待望の自叙伝。

目次

第1部 海を越えたロマンス(わたしたちの父、ベン・ファージョンの冒険(1850年代)
わたしたちの母、マーガレット・ジェファーソンの少女時代(1860年代)
両親の出会い(1870年代)
結婚生活(1880年代))
第2部 子供たちの王国(1890年代の子供部屋;時はめぐりて…1959年)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュシュ

21
本・音楽・演劇に囲まれた家庭。貧しい人にも優しかった両親。それらが作品に繋がっている。11才で書いた詩が秀逸。彼女が書きとめていた言葉『自然の働きがよいものであり、死もその働きの一部を担うならば、なぜ死を恐れることがあるだろう?恐れはむなしいもの、されど死が揺るぎなくそこにあり続けるならば、避けることのできぬ死をどうして恐れることができよう?案ずるよりも産むが安し/フィリップ・シドニー』『愛さずとも、憎まずともよい、ただそのあるがままをよく生きよ、天国への道のりがたとえ長くとも、短くとも/ミルトン』 2019/03/11

Mako

2
ファージョンが大好きで、ファージョンのように書いたり生きたりしたいと思って、少しでも近づけるように自伝を読んでみた。分厚い本で、読み終えるのに時間がかかってしまったが、しかし素晴らしい一冊だった。子供部屋をリアルタイムで覗き見しているような気持ちになれるくらい詳細に書かれている描写。何でこんなに鮮やかに自分の子供の頃のことが思い出せるんだろう。生肉を見ず知らずの赤ちゃんにプレゼントしなければならないゲームの話は読んでしばらく笑いが止まらなかった。第5章の「皆、集まれ」では自然と涙が。2017/11/05

星が原ルビ猫

0
おもしろかったけど、後の読み応えは悪かった。もう少し作品との関連もあれば面白いのかも2008/10/30

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