出版社内容情報
波乱に富んだユトリロの母の生涯。絵を描くことをこよなく愛し、ロートレックやサティらと奔放な愛をくり広げる。
内容説明
つましい洗濯女の私生児として生まれ、野生の動物のようにパリという原野を駆けめぐったユトリロの母ヴァラドン。ルノワール、ロートレック、サティ、ドガと奔放な愛をくりひろげる女性の伝記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
peerin
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3回の戦争に遭遇。ロートレック伯爵との結婚に挑んだり資産家と結婚したり、息子をスペイン貴族に認知を頼む等平穏安定を求めた行動と、息子より3歳下の電気工と結婚し息子ユトリロの作品を元手に贅沢三昧する破天荒さ。絵画には真摯で基本に忠実、恋愛第一誰にも指図されない激しさも相反している。その母を一番崇拝し恋い焦がれたユトリロの人生が切ない。彼女の絵からは生真面目さと力強さを感じたがその作品後の彼女の運命は全く読み取れなかった。あたし見る目無いな。孤独とやりきれなさで押し潰されそう。2015/12/30
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