内容説明
安永3年(1774年)、杉田玄白と前野良沢らによって出版された日本最初の西洋医学の翻訳書。図1巻、本文4巻、からなる。先祖が華岡清洲の門人だった岩瀬家(愛知県岡崎市)に伝わる、初版の初刷りに近いとみられる版を復刻。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
34
解体新書【復刻版】。医学書の西村書店の創業100周年記念事業ということで、5分冊をB5版のムック形式の286ページにまとめたもの。巻末に解体新書にまつわる対談、解説が付属している。華岡青洲の門人だった岩瀬啓介の子孫が愛知県岡崎市で医院を営んでいてそこが保存していた刊本で初版に近い程度の良いものだそうで、確かに図録部分の精緻な線は綺麗に出ている(元が銅版画だった絵を木版に写してるんだから、すごいもんです)。本文は全て漢文(笑)。これが一応レ点とかついてはいるもののかなりの難物。別途解説本があるとよろしいかと2016/07/18
逍遥遊
7
23-23-20170129 手に取ってみる価値はあります。教科書に出てくる『解体新書』ですが、どんな内容なんでしょう。ただ、名前を覚えてきたきた学校教育。実際読んでみると、人体解剖図が40頁あり、それぞれの部位について解説しているのが本書の内容です。しかも漢文で。読んでいて、一二点や上中下点、甲乙点が懐かしく、パズルを解いているみたいでした。一二点の一を省略してあったり、確かそんなルールがあったなぁと、勉強になりました。驚いた点は杉田玄白が「S字」という言葉を初めて用いた人物じゃないかということです。2017/01/29
こ~じぃ。。
0
図が精緻で凄い。2017/03/28