内容説明
人々の無知と偏見により虐げられてきたハンセン病患者たち。病気を克服しようとする救ハンセン者たち。平成8年、らい予防法廃止の決定にいたるまでの国の無策。一般社会の無関心の怖さを訴える主人公の豊。今こそ理解してほしい、万人の必読書。
目次
第1部 昭和時代のハンセン病(故郷のハンセン病;草津のハンセン療養所)
第2部 救ハンセン者たちの生涯(ミス・ハンナ・リデル(一八五五~一九三二)
光田健輔とハンセン病行政の変遷(一八七六~一九六四)
二代目回春病院長ミス・エダ・ライト(一八七〇~一九五〇)
宮崎松記(一九〇〇~一九七二))
第3部 ハンセン訴訟(別表・ハンセン病の歴史年表)