目次
発災翌朝、被災市町村へリエゾン派遣
釜石市リエゾン
東北地整局ヤミ屋軍団とよろず相談
陸前高田市リエゾン
宮古市リエゾン
南三陸町リエゾン
大船渡市リエゾン
いわき市リエゾン
近畿地方整備局後方支援
近畿地整局TEC‐FORCE〔ほか〕
著者等紹介
道下弘子[ミチシタヒロコ]
1957年大阪市生まれ。大阪府立住吉高校卒業、大阪教育大学卒業。テレビ大阪「関西ビジネス最前線」制作スタッフを経て、1985年イベント系女性人材派遣会社に転じ、営業企画から教育までの総合プロデューサーとして勤務。1988年「月刊オール関西」に入社、地域づくり特集の企画・制作・営業を担当。1991年、アニマトゥール弘報企画として独立、97年法人化。おもに行政の広報戦略企画と制作、ほかに社史制作等を社業とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
震災を考え続ける本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
96
「役に立つのは自衛隊と国交省」。題名からしてテーマはそこなのだろうが、彼らだけがヒーローではない。被災直後から道を通すことの意味を悟り、自分をさておき瓦礫を掻き分け土を運び、必死で自衛隊を被災地の奥へと通した一介の人々がいた。逆にもてはやされたリエゾンだが、場所によっては上手く機能できなかったことが明らかにされている。他の方のレビューで目にし覚悟はしていたつもりだったが、なにせ文章が拙く理屈も乱暴。「土木はマスコミを筆頭に人々から敵視されている」土木の定義も敵視の根拠もない。読み返すことが多く苦痛だった。2018/03/21
t80935
3
被災直後の国交省の活動の記録。国交省が被災自治体に派遣したリエゾン(災害対策現地情報連絡員)は、省の管轄を超えて棺桶から仮設庁舎まで調達するヤミ屋として働いた。道路の復旧の早さは目をみはるものがあったが、それは「くしの歯作戦」という選択と集中を意図したマネジメントが行われたことや地元の建設業者の協力があったからこそ。道路整備が進まなければ、救援も物資の調達もできなかった。土木の仕事は縁の下の力持ちで地味なものだが、一人一人の技術者は真摯に現場に取り組んでおり、災害の時には大きな役割を果たしていた。2015/04/13
もちお
2
文章が稚拙なのは否めない。まあ取り上げてもらえるだけありがたいと思うべきだろうなあ。もっと深く掘り下げてもらいたかった気持ちもある。2020/10/04
sasha
1
「頼りになるのは自衛隊と国交省」。東日本大震災で被災した市町村へ、東北地方整備局をはじめとした国土交通省の出先機関はリエゾン(連絡要員)を派遣し、行政機能が麻痺した自治体を支えた。「なんでも言ってくれ。なんでもやるから」。管轄がどうたらなんて言っていられない。何もかもがひっ迫した被災地の為に、裏方に徹した国交省の働きは表にこそ出なかったが必要不可欠なものだった。ただ、本書はあまりにもいろんな活動を盛り込もうとした為が、深みがないのが残念。リエゾンだけに的を絞ればよかったのになぁ。2013/04/19
Takashi Kubo
0
土木に関わる人の使命感を感じたなぁ。もう少し深掘りしてもらってもいいような気もしたけれど、国交省の活動について取り上げてくれてうれしい。2013/12/16