内容説明
数多くの発達障害の人々と交流し、その芸術と科学の両側面にわたる広範かつ密度の高い経験から引き出された実践書。
目次
第1章 音楽療法:全体的展望
第2章 発達障害児のための一次的処遇様式としての音楽療法
第3章 アセスメントと治療計画
第4章 処遇の理念:覚識の連続体
第5章 プロセスとしての処遇
第6章 臨床実践:プロセス指向型音楽療法の実際
第7章 音楽療法の資源となる素材
第8章 音楽療法プログラムの組織化
著者等紹介
ボクシル,エディス・ヒルマン[ボクシル,エディスヒルマン][Boxhill,Edith Hillman]
ニューヨーク大学教授、AMTA(American Music Therapy Association)終身名誉会員、マンハッタン自治区公的援助機関における音楽療法部門の元局長として、世界的に知られている音楽療法の教育者であり実践者である。その名は世界名士録(Who’s Who in the World)にも記載されている。発達障害の分野にはとくに造詣が深く、長年にわたる臨床経験の中から「覚識の連続体」を提唱した。近年もさらに活躍めざましく、世界平和に貢献する音楽療法士を統括するMusic Therapists for Peace,Inc.という全米組織を創設するほか、『The Miracle of Music Therapy』『Music Therapy for Living』などの書を著している。また、ボクシルの音楽療法への顕著な貢献に対して、Lifetime Achievement AwardやAward for Outstanding People of the Twentieth Centuryの賞が授与されている
林庸二[ハヤシヨウジ]
上智大学外国学部英語学科および文学部教育学科卒業。同大学大学院文学研究科博士課程修了(心理学専攻)。現在、日本大学芸術学部教授、江原音楽療法専門学校講師。日本音楽療法学会理事、日本音楽心理学音楽療法懇話会運営委員
稲田雅美[イナダマサミ]
同志社女子大学学芸学部音楽学科卒業。関西学院大学大学院社会学研究科博士前期課程修了(社会福祉学専攻)。1988年、英国ギルドホール音楽演劇大学音楽療法ポストディプロマ課程修了。英国公認音楽療法士。現在、同志社女子大学学芸学部助教授
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