内容説明
音楽療法における心理的機能と治療的成功のプロセス。
目次
第1部 音楽聴取―音楽療法の基礎(「日常に必要な音楽」と「非常事態に対処する音楽」;音楽―世界に通じる耳;分裂に対抗するエネルギーとしての音楽 ほか)
第2部 音楽聴取から対話まで―心理療法としての受容的音楽療法(脅威から楽しみまで―過去の音楽聴取の意味づけ;「私の」音楽;心理療法としての受容的音楽療法の技法 ほか)
第3部 即興における演奏と音楽聴取―心理療法としての活動的音楽療法(つまること、止まらないことについて、あるいは私たちの心のエネルギーのコンタクト障害とその音楽的な表現;即興における影の演奏;楽器のパワー、あるいは私が興味をもつ楽器について ほか)
著者等紹介
デッカー=フォイクト,ハンス=ヘルムート[デッカーフォイクト,ハンスヘルムート][Decker‐Voigt,Hans‐Helmut]
教授、哲学博士、芸術修士。1945年ツェレにて出生、心理学者、音楽療法士、作家。ハンブルク音楽/演劇大学音楽療法部学部長、音楽療法研究所所長、ベルリンのヘルベルト・フォン・カラヤン財団による音楽療法および芸術的心理療法養成のためのヘルベルト・フォン・カラヤン・アカデミー校長、スイスのロイクLeukの職業人のためのヨーロッパ音楽療法専門大学創始者および専門課程の代表。治療的、発達心理学的なコンテクストにおける、人と音楽の相互作用に関する多数の本の著者、書籍、およびCDのシリーズの発行者。ドイツ作家同盟Verband deutscher Schriftsteller(VS)の創立メンバー。第八回世界音楽療法会議(1996年、ハンブルク)大会長
加藤美知子[カトウミチコ]
音楽療法士。東京生まれ。1975年ミュンヘン国立音楽大学卒(ピアノ・音楽教育)。同年より82年までミュンヘン小児センター音楽療法科勤務。86年ミシガン州立大学音楽療法修士課程修了。現在、東京武蔵野病院などで音楽療法を実践。洗足学園大学にて非常勤講師
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