内容説明
このうえなく質素で優雅な生活。バーモント州の山の中で、自然と動物に囲まれて暮らす絵本画家ターシャ・テューダー(82歳)は、生活のほとんどのものを手ずから作り出している。植物を育て、かごを編む。麻糸を紡ぎ、染め、布を織る。山羊の乳を搾り、チーズ・バターを作る。ぬいぐるみや木工細工もし、もちろん絵も描く…。素朴で確かな美意識のターシャの仕事。アメリカ人の誇りを呼び覚ましたハンドメイドのバイブル。
目次
1 木と土のぬくもり
2 植物の美しい力
3 動物たちの仕事
4 台所のにぎわい
5 糸から布へ
6 針を持つ時間
7 おとぎの国のターシャ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
47
ふと身近に感じられることがある古き手作りの光景。こういうの、自分で出来ない分憧れて、そして癒やされるよね・・・。2024/02/12
yos
5
ターシャの生活に密着し、美しい写真とともに、彼女の暮らしぶりをはっきりと伝えてくれる。たとえば、「種をまいて、シャツを作った」話。種からシャツになるまで3年かかった。たとえば、ろうそくを作る話。その数500本!秋の終わりには染色をする。羊毛を、紡いで毛糸にする。そして、これらの仕事を喜んで手伝ってくれる友人達が、ターシャにはたくさんいる。ターシャの世界はまるでおとぎの国だ。その生活を、ターシャははっきりとした目的意識をもって、努力して手に入れた。ターシャの暮らしは、努力すれば夢は必ず叶うと教えてくれる。2007/01/14
シュウ
4
全てを手作りする生活。中々真似はできないけれど、憧れを感じる。2016/03/20
Charlie
4
こんな風に何から何まで自分で手をかけて手作りする暮らしに憧れる。2013/04/28
グリーン
3
もの作りを生活の一部として生活しているとってもステキな人。何度みても飽きない。そして、すばらしいと何度も思うと同時に私に力をくれる本です。2013/08/26