内容説明
本書では、米国における企業の有限責任から製造物責任に至るさまざまな政策をリスクマネジメントという視点からとらえ直し、モラルハザードや外部経済性といった問題に、政府がいかに対処してきたかを克明に分析。わが国が直面する喫緊の大テーマ「民と官の関係再構築」への考え方、指針を提示する。
目次
第1章 オーバービュー(全体の概観)
第2章 リスクに関する経済学的、歴史学的考察
第3章 有限責任
第4章 マネー
第5章 倒産法制
第6章 労働者に対する保険
第7章 社会保障
第8章 製造物責任法
第9章 すべての人々のための安全
第10章 米国のリスクマネジメント政策の基盤
エピローグ リスク、知恵、そして無知のヴェール