感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s-kozy
68
華やかな空港のかげにひっそりと生きている人々の町、東京・羽田。井戸を掘っても塩分が混ざり飲み水にはならない。そこで生まれたのが「水屋」。多摩川を遡り川の水を汲んで羽田の人々に飲み水として売る。そんな水屋の使命感に溢れる姿を描いたのがこの絵本。尊い姿に頭が下がる。だが、しかし、水道が敷かれ水屋の仕事の意味が変わってくる。素朴な絵に多くのことを教えられながら、「仕事」の意味についても考えさせられる絵本。生きるって単純なようでいて、単純ではないのかなぁ?2016/07/17
紅花
7
図書館で、たまたま絵に惹かれて借りてきたけど、素晴らしい内容だった。実際にあった河口に住む人々のために、水を運ぶ水舟を題材に書かれた話。水を運ぶことの意味、舟に水を入れる手腕、人々の生活。解説も加わってとても興味深く読んだ。2014/08/28
教育文化経営学院
2
どの地域にも、このような歴史があるんだと思う。こういう本で地域史を学びたい。2023/11/13
リリー
0
おうち文庫です2018/05/19