内容説明
省エネルギーを意図して設備計画をする場合、力率改善と高調波は切っても切れない関係がある。本書では、安全にして経済的、合理的かつ合目的的な設備設計、施工、メンテナンスのための参考として、低圧回路においてはコンデンサ・バンク開閉のサイクリック制御の意味があまり無いこと、進み力率に対するペナルティが考慮されていない現行電力料金制度が改まらない限り、需要家側では力率調整は常に進みに設定される傾向があることを提案した。
目次
第1部 力率改善の実務知識(力率改善の基礎知識;無効電力負荷;誘導性無効電力が発電、送電、配電に及ぼす効果;力率改善 ほか)
第2部 高調波対策の実務知識(なぜ高調波が問題となってきたか?;負荷から高調波電流が流出する理由;電圧歪みの物理的意味;電流高調波と電圧高調波との関係 ほか)