感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Alm1111
6
アメリカに住むキリスト教メノナイト派の人々は、南北戦争時に北軍にも南軍にも属さなかったため迫害されたという。そういう事実をこの絵本で初めて知った。自由を求めてヨーロッパからアメリカへ渡った筈の一家だったが、迫害を避ける為さらにカナダへ向かおうと決意する。高齢の祖母はカナダ行きを断念し、幼いセリーナに手作りのキルトを託す。布が貴重だった時代のこと、一枚の布にも家族の歴史と思い出が詰まっていた。メノナイトの置かれた当時の状況は初めの頁に解説がある。本物のパッチワークと精密画を組み合わせた構成になっている。2024/11/07
遠い日
0
080302【読書ノート/ひとことメモ】不戦の人々、メノナイト教徒。思い出のキルト。2008/03/02