目次
第1編 水源林の再生(水源林の働き;災害の履歴とその影響 ほか)
第2編 ブナ林の再生(森林生態系と生物多様性;丹沢の森林とその植物相 ほか)
第3編 野生動物との共生(野生動物との共生とは何か;丹沢の野生動物問題 ほか)
第4編 地域社会の再生(里山社会の再生をめざして;丹沢大山の地域社会の姿 ほか)
第5編 丹沢の再生(丹沢大山総合調査の歴史;市民による自然保護活動 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔亀
40
丹沢の実態と再生策について百科事典並みの幅広く膨大な著作なので、まずブナの再生関係だけ紹介する。驚くことはブナ林の実態調査が単発ではなくて継続的に行われていること。さすがに戦後であるが1960年代からのデーターがある。さらに丹沢の10山という山別調査、航空、フィールドとさまざまな手法がとられ、力の入れようが分かる。このあたりは行政の継続性も生きているようだ。しかし、大気汚染、酸性雨、オゾン、病害虫、水ストレス、鹿害など影響はみられているが決定因がわかっていないという。別の本では、そもそも200年前の↓ 2015/08/14