出版社内容情報
里山に広がる森林を適切に保全・整備するための実践的技術と知識を、一問一答方式でわかりやすく解説。市民参加で活動を継続するためのノウハウも丁寧に紹介。好評5刷。
入門編―活動に入る前に―
里山林とはどういう森林ですか/里山林は今どうなっているのですか/里山林はどのように整備していけばいいのですか/里山林の整備は誰でもできるのですか/里山林は自由に手入れをしてもいいのですか
計画編
活動場所の広さはどれくらいが適当ですか/年間の活動計画はどのように立てればいいのですか/里山林整備のイベントはどのように開催すればいいのですか/どのように情報発信していけばいいのですか/里山林への多様な要望にはどのように応えればいいのですか
基本技術編
里山林ではどのような作業をすればいいのですか/更新と再生の技術1・萌芽更新とは/更新と再生の技術2・実生更新とは/更新と再生の技術3・里山林の形を変えるには/竹林はどのように管理すればいいのですか/つる植物はどのように取り扱えばいいのですか/里山林の中の林床植生はどう管理していけばいいのですか/枯れたアカマツ林を再生させるにはどうすればいいのですか
作業編1
作業を始める前に準備することは何ですか/里山林の調査はどのように進めればいいのですか/作業をするにはどのような道具が必要ですか/道具の正しい使い方を教え> 里山林に関する法制度にはどんなものがありますか/里山林整備に使える国の事業にはどんなものがありますか/自治体は里山林の整備をどのように支援しているのですか/「緑の募金」から支援を受けたいのですが/森林ボランティア保険について教えて下さい/伐木造材作業などの安全教育について教えて下さい/森林ボランティアリーダーのためのグリーンカレッジについて教えて下さい
用語集
参考文献
私達の身近にありながら、放置されがちだった里山林に、もう一度足を踏み入れ、手入れをしたい。そして、里山林から生み出される材料を、遊びや教育活動などにも活用したいという声が多く聞かれるようになってきました。
本書は、こうした声に応えられるように、里山林に関する知見や技術を、できるだけわかりやすく実践的に解説することを目指しました。
内容は、<入門編>から<サポート編>まで、7編に分かれています。里山林についての知識がまったくないという方は、<入門編>から読み進めることをおすすめしますが、基本的にどこから読んでも自由です。すべてQ&A形式で解説してありますので、興味のあるところ、必要なところだけを読むという使い方もできます。
また、里山林に関する知見や技術を紹介するには、言葉だけでは十分に伝えきれない面もありますので、イラストや写真を多く入れて、理解を助けるようにしました。
さらに、本文中に関連項目(参照ページ)を示すとともに、専門用語や重要な語句については、欄外に注釈をつけ、巻末に用語索引を付しました。目次と併せてご活用いただければ、興味のある項目や関心の高い項目などを要領よく見つけだすことが
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