目次
明治・黎明期(郵便創業黎明期;日本最初の龍文切手 ほか)
明治・発展期(小判切手の発行とキヨッソーネ;U小判切手の発行 ほか)
大正期(田沢切手の発行;旧大正毛紙切手の発行 ほか)
昭和戦前期(芦ノ湖航空と制定シート;満洲切手 ほか)
著者等紹介
内藤陽介[ナイトウヨウスケ]
1967年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。ノンフィクション作家。日本文藝家協会会員。文化放送「おはよう寺ちゃん」レギュラーコメンテーター。国際郵趣連盟およびアジア郵趣連盟審査員。「東京五輪の郵便学」で第16回河上肇賞受賞。切手等の郵便資料から国家や地域の在り方を読み解く「郵便学」を提唱し、研究・著作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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旅するランナー
212
明治4年3月1日(1871年4月20日)日本初の切手(龍文切手40文・100文・200文・500文、松田玄々堂製造)が発行され、今年でちょうど150年。日本の切手の歴史をまとめて3冊発刊されるシリーズ第1弾。明治・大正・昭和戦前期の時代背景の中で世に出た切手が丁寧に美しく掲載されてます。アール・ヌーヴォー調の田沢切手(1913年)、富士山が初めてデザインされた富士鹿切手(1922年)、1935年にはじまった年賀切手など、今見るとオシャレなレトロモダンになっていて、見ていて飽きません。張り切ってご覧下さい。2021/07/17
kaz
3
ちょっとした裏話等を飛ばし読み。時代ごとの変化がわかり、切手マニアなどには面白いのだろうと思う。図書館の内容紹介は『わが国の近代郵便が創業され、日本最初の切手が発行されてから150年。江戸時代の飛脚から、明治4年の郵便創業、昭和20年の敗戦までの切手史を、豊富な図版とともに綴る。「郵趣」連載をもとに単行本化』。 2021/06/19
まつさや
1
切手の出始めは欧米のマネだったけど、徐々に日本らしい、ユニークな切手を出していったのだな、と気づかされました。 フルカラーで、また、切手の発行された背景、当時起きた出来事なども絡めて書かれており、とても読みやすく、勉強になりました。 内藤陽介先生の知識にはいつも本当に驚かされます。 3巻セットなので、2巻を読むのが楽しみです。2022/08/08