内容説明
医療機関で受ける治療や投薬―それらが本当に自分に適しているか、疑ったことがありますか?本書は、医師が、自分や家族が病気にかかった時にどのような治療を選択するかを、リアルな本音とともに綴ったものです。「家族が、風邪を引いたら」「肩こり、腰痛がひどかったら」「糖尿病になったら」「がんになったら」「認知症になったら」「余命宣告を受けたら」など、身近なテーマから深刻なものまで50項目。最新の医学情報が入った、コンパクトな家庭医学書です。一家に一冊、常備をおすすめします。
目次
第1章 生活習慣
第2章 体質
第3章 治すべき病気
第4章 つきあっていく病気
第5章 がん
第6章 薬
第7章 健康診断・病院
著者等紹介
北條元治[ホウジョウモトハル]
株式会社セルバンク代表取締役、RDクリニック顧問、東海大学医学部非常勤講師、形成外科医、医学博士。1964年、長野県生まれ。1991年、弘前大学医学部卒業。信州大学医学部附属病院勤務を経て、ペンシルベニア大学医学部で培養皮膚を研究。帰国後、東海大学医学部にて同研究と熱傷治療に従事。2004年、細胞保管や再生医療技術支援を行なう株式会社セルバンク設立。2005年、RDクリニック開設に際し、培養皮膚の特許を供与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
57
美肌の知識も持ち合わせておられる、お医者様ですが結構色々とご病気にかかられていて💦逆に心配になりました。自分の家族が病気になったらどうするか!が興味ありましたが結構普通の答えでした。2021/12/29
ばりぼー
28
風邪をひいたら、体の免疫能を高めるため、体を休め十分な栄養を摂ることが一番である。結論から言えば、風邪に効く薬はない。私はのどの乾燥を防ぐためにマスクを着用することはあっても、医療機関を受診することはないし、家族にもすすめない。基本的に仕事をしつつ、食事も入浴も普通にしている。以前は熱があるときは入浴を控えるべきと言われていたが、医学的に根拠はない。ただし、39度以上の高熱が2日以上続く時や発症後4〜5日経っても症状が改善しない場合は、二次感染の恐れがあるので、医療機関で抗生物質の投与を受けた方が良い。2020/04/29
はっぱ
21
医者の立場から、自分や家族が病気になったら、どうするかという事がとても解り易く書いてあった。病気や治療に関して、知識を得られたり、年を重ねる事に、前向きに取り組めそうな良いアドバイスが、書いてある本だった。2017/01/30
つぶあん派
14
万年病気の自分にはかなり役立つ本でした。どうしよう、病院に行くべきかな?と思っていた症状についても、病院に行くべきという回答を見つけて複雑な気持ちです。風邪に効く一番の薬は休養、花粉症や鼻炎は薬の強さを考えると耳鼻科に行くべき、健康診断は本当に病気かそうじゃないのか分かるのか?などかなり参考になる話がのっていました。また、出産も病気も病院に行けば必ず死なないわけじゃない。患者が亡くなったことを、すぐに医療ミスと決めつけてはいけない、という部分がとても大事なことだと感じました。医者も薬も万能じゃない。2016/03/26
くるぶしふくらはぎ
12
医療を自分で選ぶ時代、いろいろなことを知らなければ、命に関わる。健康で快適な人生に送るために、何をどう選択するかも、当然、自己責任ということですね。厳しいなア2016/08/30