内容説明
日清戦争による清国からの割譲以来、台湾は漢族系住民、台湾原住民、日本人が織りなす歴史を積み上げていく。割譲に反発する台湾民主国の抵抗と日本軍の鎮圧に始まり、台湾総督府が設置され、歴代総督によるインフラの整備が行われ、製糖業、製茶業などの殖産興業が実を結んでいく。しかし、住民に対する教育政策の一方で、勃発する武装抵抗。そして、終戦による日本統治の終了まで、多角度から50年史を語り尽くす一冊。
目次
台湾接収
台湾総督府
内台航路
鉄道網の整備
初等教育政策
住民の抵抗運動
殖産興業
三大国策会社
軍隊の配備
皇太子の台湾行啓
航空網の発展
公民化運動と台湾人兵士の誕生
日本統治の終了
著者等紹介
玉木淳一[タマキジュンイチ]
1956年12月5日、横浜市磯子区生まれ。1979年3月明治大学文学部史学地理学科日本史学専攻卒業。1983年切手収集を開始と同時に日本郵趣協会に入会。協会では広報委員、JAPEX委員、スタンプショウ委員、本部評議員、横浜第一支部長、東京地方本部理事等を歴任。1994年第14回郵趣活動賞受賞。2001年本部理事に就任。2009年副理事長に就任。2017年~理事、出版委員長に就任。同年、切手の博物館(現・水原フィラテリー財団)理事に就任。軍事郵便を中心に収集。全国切手展“JAPEX’03”に「日本軍事郵便史」を出品、大金賞/グランプリを受賞。国際切手展には香港(2004)、台北(2005)、バンコク(2007)で金銀賞、ソウル(2009)、横浜(2011)、ジャカルタ(2012)、シャルジャー(2012)で大金銀賞、バンコク(2013)で金賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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