内容説明
技術者倫理を考えるうえでは、安全、経済、社会、法律、歴史、文化など、人間生活の諸現象を考え合わせることが重要な点である。また、技術者倫理は、とくに実践の中での判断・思考訓練を必要とする。そこで、本書ではなるべく多くの実例に触れ、その中から倫理的な考え方と実践方法を学べるようにした。
目次
第1部 「いまの時代の倫理」へのアプローチ(いま、技術者に問われる素養『倫理』;安全・安心な社会の実現性;技術の役割と技術者の責任)
第2部 技術者と倫理の関係を整理する(技術者に特有の倫理;技術者倫理の視点)
第3部 技術者として、どう判断・行動すべきか(倫理の実践;あなたならどうしますか―総合演習問題)
著者等紹介
堀田源治[ホッタゲンジ]
(株)日鉄エレックス・技術管理部機械技術グループ部長代理、九州工業大学工学部非常勤講師。技術士(機械部門)。1953年10月5日生まれ。79年九州工業大学工学部第二部機械工学科卒業、同年日本国有鉄道入社。その後、(株)メイテックを経て、95年に(株)日鉄エレックス入社。専門は、福祉・安全工学、技術倫理、生産設備の自動化・省力化。主な論文として、マイクロ波応用技術(日本スクリーン印刷技術協会)、目視検査の自動化(明専会)など。国際事業団九州国際センター講師、機械保全技能検定面接指導講師、職業訓練指導員などを務める
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