現代随筆選書<br> 多摩川物語 - 上・中流七十年史

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現代随筆選書
多摩川物語 - 上・中流七十年史

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784889330571
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamakujira

5
副題にあるように、大正から昭和にかけて多摩川の上中流域の様子を記録した民俗史。多くの史料にあたるだけでなく、青梅在住の著者ならでは土地の人からの聞き書きや著者の実体験が多くて、筏流しとか漁とか川遊びとか、当時の生活が活写されて興味深い。知ってる話もあるけれど、「奥多摩」命名の経緯や、多摩川の天然氷で商売ができてたとか、大雨の後は砂金が採れたなど、知らなかったことが具体的に書かれていておもしろい。昭和59年発行、筏師や戦争を知る世代が消えていく今、貴重な民俗学的資料になりそうな労作だな。 (★★★☆☆)2017/01/17

rbyawa

0
e074、多摩川流域の「一番上流の調布」付近の話で、それこそ橋もない時代や鉄道も砂利採取に来たんだよ、というところから橋が増えて、それでもたびたび人は浅瀬を歩いて渡り、魚を採ったり泳いだり、材木を流したり、砂利の採取に関わったり。ダムの計画が出来て取水堰が出来て、多分だいぶ川から離れてしまったんでしょうが、対岸の人たちと関わった頃の名残りか今でも2日に1回は川を渡るという人の話。正直想像したよりずっと面白かったです、でもダムが出来たあとは駆け足になっちゃってたかなぁ、まあ、距離が離れてしまったんだろうね。2014/03/15

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