出版社内容情報
日本人の8割が中国に親近感を抱けない(2024年内閣府「外交に関する世論調査」)という背景には、日本政府が「台湾有事」を煽り中国を「仮想敵国」とみなし、それを口実に「敵基地攻撃能力」の保持・強化に進んでいる現状が存在している。
そこには過去の戦争の問題を日本がどう受け止め考えていくかということが、客観的に現代的な課題となっていることが見て取れるが、日中が相互理解を進めていくには、真剣な「対話」を積み重ねるしかない。
「対話」とは相手が言っていることにじっくりと耳を傾け、その上で、自分が考えたこと、言うべきことをしっかりと語ることであり、それは「対話」のテーマに相応しい「現場」において語り合うことで質を高めていくことになる。本書はその「現場」で「対話」を試みた貴重な記録であり参考書である。
【目次】
〈この本を薦めます①〉この記録が日中不再戦の誓いになることを
〈この本を薦めます②〉「戦後80年」にあたって中国との「対話」を進める最良の参考書
はじめに
1 〝記憶・平和友好の旅〟について
【特別寄稿一】王朝陽 忘れられた記憶のために「記憶・平和友好の旅」訪中団が3都市訪問
2 日中友好の近現代史(京都・宇治・奈良)
3 中華人民共和国の首都・北京――変わりゆく都市、変わらぬ記憶
4 中国共産党歴史展覧館(北京)
5 中国社会科学院日本研究専門家との座談会(北京)
6 中国外文局アジア太平洋広報センターとの座談会(北京)
7 四〇年ぶりの瀋陽
8 日本戦犯裁判特別軍事法廷旧跡(瀋陽)
9 中共満洲省委旧址紀念館と劉少奇舊居紀念館(瀋陽)
10 引揚げ孤児の街・奉天(瀋陽)
11 中華民国の首都・南京
12 侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館(南京)
【特別寄稿二】平井美津子「旧日本軍「慰安婦」制度の真実」から 中国大阪駐総領事館で講演
13 雨花台烈士陵園(南京)
14 中山陵――日本と孫文
15 私たちが今、学ぶべきこと~旅を終えて
おわりに
目次
1 “記憶・平和友好の旅”について
2 日中友好の近現代史(京都・宇治・奈良)
3 中華人民共和国の首都・北京―変わりゆく都市、変わらぬ記憶
4 中国共産党歴史展覧館(北京)
5 中国社会科学院日本研究専門家との座談会(北京)
6 中国外文局アジア太平洋広報センターとの座談会(北京)
7 四〇年ぶりの瀋陽
8 日本戦犯裁判特別軍事法廷旧跡(瀋陽)
9 中共満洲省委旧址紀念館と劉少奇舊居紀念館(瀋陽)
10 引揚げ孤児の街・奉天(瀋陽)
11 中華民国の首都・南京
12 侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館(南京)
13 雨花台烈士陵園(南京)
14 中山陵―日本と孫文
15 私たちが今、学ぶべきこと~旅を終えて
著者等紹介
石田あきら[イシダアキラ]
1964年、京都市に生まれる。立命館大学文学部卒業。大学時代に北京第2外国語学院に1年間留学。大学卒業後、宇治市、京都市の公立学校で勤務。2003年より現在まで立命館宇治中学校・高等学校教諭。日中友好協会京都府連合会副会長
本庄豊[ホンジョウユタカ]
専門研究分野は近代日本社会運動史、戦後社会史。1954年10月31日、群馬県碓氷郡松井田町(現:安中市)に生まれる。県立前橋高等学校を経て、東京都立大学卒。国家公務員、地方公務員勤務後、京都府で公立中学校や立命館宇治中学校・高等学校で社会科・歴史科教員となる。現在、立命館大学非常勤講師。日中友好協会京都府連合会宇治支部会長
王朝陽[オウチョウヨウ]
1988年生まれ。北京語言大学卒業後、2014年、人民中国雑誌社に入社、取材や編集の仕事に従事。19年11月~23年7月、人民中国雑誌社東京支局に勤務。現在は、中国外文局アジア太平洋広報センター『人民中国』編集部に勤務
平井美津子[ヒライミツコ]
大阪府出身。立命館大学文学部史学科日本史学専攻卒業。奈良教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。大阪府公立中学校教諭、大阪大学・大阪公立大学・立命館大学非常勤講師。子どもと教科書大阪ネット21事務局長。歴史教育者協議会会員。専門は、日本軍「慰安婦」問題、性暴力問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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