内容説明
「高齢者人口がピークを迎える2024年ごろ」に向け、人手不足と介護費用増加の危機感を煽り、負担増と給付抑制のために「次の介護保険見直し」に着手する政府に対して、地域からの介護保障運動の課題を考える。また障害者の65歳「介護保険優先原則」の根本問題から、安心して使える社会保障制度の在り方を問いかける。
目次
第1章 “次期”介護保険改悪と第9期事業計画に向けた運動の課題(2025年から2040年へ;“次期”介護保険見直しとは「史上最悪の改定」をめぐる攻防の到達点;利用者負担2割の対象拡大;第1号保険料負担見直し;総合事業によるサービス切捨て;2024年介護報酬改定)
第2章 障害者65歳問題(介護保険優先原則)の理解・運動をすすめるために(障害者総合支援法の概要と運動の経緯;障害者65歳問題(介護保険優先原則)とは何か
浅田訴訟と天海訴訟
自治体間格差について)
著者等紹介
日下部雅喜[クサカベマサキ]
1956年岐阜県生まれ。日本福祉大学卒業、2016年堺市役所退職後、ケアマネジャーをしながら、市民として「福祉・介護オンブズマン」活動、「介護保険料に怒る一揆の会」の活動に参画。大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員長として介護保険制度改革問題に取り組む
雨田信幸[アマダノブユキ]
1966年11月大阪市生まれ。1990年3月日本福祉大学卒業、社会福祉法人いずみ野福祉会に就職、その後20年間、障害福祉現場で働く。2010年3月いずみ野福祉会を退職、4月より「きょうされん大阪支部」専従事務局長となり現在に至る。大阪社会保障推進協議会常任幹事・生活保護基準引き下げ違憲訴訟を支える大阪の会(略称:引き下げアカン!大阪の会)事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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