内容説明
日本維新の会は「身を切る改革」を公言し、自らも「身を切る政党」と豪語しているが、実はそれとは真逆の政党として誕生していた―政党助成法、政党支部が解散する場合には政党交付金の残金を国庫に返還しなければならないにもかかわらず、現在の日本維新の会は、その趣旨に反して脱法的な手法で国庫返還逃れをした議員らで結成された政党、すなわち「身を肥やして誕生した政党」としてスタートしたのだ!
目次
第1章 政党助成金では一切「身を切らず」!(「身を肥やして誕生した政党」(2015年12月~2016年3月)
政党交付金の「身を切る改革」なしで残金を国庫に未返還(2020年は約15.4億円) ほか)
第2章 文書通信交通滞在費では「身を肥やし続けている」!(「文書通信交通滞在費」を「政治資金」と説明するのは“公金の私物化”のため!;馬場伸幸幹事長時代の75%私物化 ほか)
第3章 事実上の企業献金を受け取っている!(「大阪維新の会」の「事実上の企業献金」受領;吉村洋文・大阪市長の「事実上の企業献金」受領 ほか)
第4章 「身を切る」に矛盾する高額な使途不明金!(「日本維新の会国会議員団」の5年間で2億円超の使途不明金;馬場伸幸維新共同代表の幹事長時代の使途不明金は5年間で1億8773万円超 ほか)
終章 「国民の身を切る」政党の「政治とカネ」違法疑惑と新たな「既得権益」のための「しがらみ政治」!(「身を肥やす政党」が国民の身を切る;新たな「既得権益」・「しがらみ政治」 ほか)
著者等紹介
上脇博之[カミワキヒロシ]
1958年7月、鹿児島県姶良郡隼人町(現在の霧島市隼人町)生まれ。鹿児島県立加治木高等学校卒業。関西大学法学部卒業。神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得。日本学術振興会特別研究員(PD)、北九州市立大学法学部講師・助教授・教授を経て、2004年から神戸学院大学大学院実務法学研究科教授、2015年から同大学法学部教授。専門は憲法学。2000年に博士(法学)号を取得(神戸大学)。憲法運動、市民運動の分野に参加しながら現在、「政治資金オンブズマン」共同代表、公益財団法人「政治資金センター」理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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