シグニファイング・モンキー―もの騙る猿/アフロ・アメリカン文学批評理論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 426p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784888964272
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C0097

内容説明

黒人研究の第一人者の代表作。本書を抜きにして黒人文学は語れない。黒人ヴァナキュラーの「シグニファイ」のなかに「茶化す/揶揄する/模倣する」など複数の意味を盛りこんだ。アフリカの神エシュともの騙る猿との関係を扱った理論編の第1部と、エクィアーノ、ハーストン、リード、ウォーカーを取りあげた応用編の第2部から成る。

目次

第1部 伝統の理論(ある起源神話―エシュ・エレグバラとシグニファイング・モンキー(もの騙る猿)
もの騙る猿と、もの騙りの言語―修辞上の差異と意味の階層
もの騙りの比喩表現)
第2部 伝統を読む(トーキング・ブックという文彩;ゾラ・ニール・ハーストンとスピーカリー・テクスト;黒人性の黒さ―イシュメール・リードと記号の批評;私をゾラ色に染めて―アリス・ウォーカーによるスピーカリー・テクストの書き(直し))

著者等紹介

ゲイツ,ジュニア,ヘンリー・ルイス[ゲイツ,ジュニア,ヘンリールイス][Gates,Jr.,Henry Louis]
1950‐。黒人研究の第一人者にして教育者。ウエスト・ヴァージニア出身。ケンブリッジ大学で黒人初の博士号を取得し、のちにハーバード大学のアフロ・アメリカン研究プログラム・デュボイス研究所の所長を歴任。多数の編著がある。また数々の賞を受賞した。黒人文学や文化を照射すると同時に、人種を越えた視点から普遍的な人間性を追及している。現在も活躍中

松本昇[マツモトノボル]
国士舘大学教授

清水菜穂[シミズナオ]
宮城学院女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品