目次
1 昔話と子ども・昔話絵本と昔話
2 物語「七わのからす」の構成
3 ことばが語るものと絵が示すもの
4 昔話絵本が昔話から奪うもの
5 昔話絵本に望むこと
著者等紹介
松岡享子[マツオカキョウコ]
1935年神戸市に生まれる。神戸女学院大学英文学科、慶応義塾大学図書館学科を卒業。1961年渡米。ウェスタンミシガン大学大学院で児童図書館学専攻ののち、ボルチモア市立イーノック・ブラット公共図書館に勤務。帰国後、大阪市立中央図書館を経て、自宅で家庭文庫を開き、児童文学の翻訳、創作、研究を続ける。1974年(財)東京子ども図書館を設立。現在、同館理事長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けんちゃん
20
読友さんのご紹介本。常日頃、良い昔話絵本を探すことの難しさを感じていたが、その難しさの根がどこにあるかを考えたことはなかった。タイトルに飛びつき読み始めたが、昔話絵本と語りによる昔話とが、そもそも相いれない部分の大きいものであるというところに、驚き、共感した。自分の感じていた違和感が、的外れではなかったことはわかったが、同時に自分の読み方の浅さも反省させられた。多くの示唆を与えられた本。手元において読みたい本。2012/11/18
pocco@灯れ松明の火
10
読友紹介本:昔話と絵本。ずっと語り継がれた御話だからこそ大切にしたいイメージ。語り部が減っても伝承したい話だからこそ苦悩し厳選し>>>本物のストーリーテラーから御話を聞くと、貧相な私の想像力の中でも、情景が浮かび、人物と同化して悩み、笑い、涙した(凄!)。 もし、話の情景を語る絵本の絵が、ストーリーテラーから聞く昔話で浮かぶ情景と余に相違あれば、その本は?2012/11/02
☆ぴよこ☆ 「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」
6
昔話の奥深さを実感。絵で表すと残酷な部分がリアルに見え、自分が想像する前に、画家の想像で固定されてしまう。骨組みだけの骨太なお話を色々なもので装飾してしまうのは、もったいない。想像力で、同じおはなしでもいろいろな感じ方をするのが、面白い。絵本に助けてもらっている昔話もある。いろいろと考えさせられた。2012/05/04
ちいさな図書館
4
昔話の性質、子どもたちに受け入れやすいおはなしの形など、いろいろ考えるきっかけになった。2010/08/16
のん@絵本童話専門
3
昔話研究をするにつれ、昔話の絵本化について気になってきてまず読んだのがこちら。昔話がいつも絵本の形で子どもたちに与えられるとしたら、それは子ども達から自分自身の想像力を駆使してイメージをつくりあげる機会を奪う、何もかも絵にして差し出してやるのは心して避けねばならない、と。良い昔話絵本を選ぶ基準がなんとなくわかったのと、良い昔話絵本はあれど語ることを越えることはできないように感じます。だから、どの昔話もまず絵本ではなく、語るための本を朗読する形で子どもにお話を届けたいと強く思うようになりました。2021/03/08
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