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内容説明
商品としての本を話題に、本の流れ方、売り方、購い方の歴史を自在に“旅する”。既存の出版史に見られない、実際的特色と独自の価値を秘めた本。
目次
1 本屋商人の誕生―前史
2 出版取次業の夜明け―明治期
3 流通・販売変革の転換点―大正期
4 近代出版の到来―昭和戦前期
5 国策会社日配の誕生―戦中期より日配時代へ
6 戦後出版流通の幕開け―解体日配時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シルク
7
おうふ。懐かしいでごんす...。以前、持ってた。学生の時一生懸命読んでいたのだ~。戦争中の出版体制を把握したくて。ただ、学生の時のわたくしは本っ当に...読む力がなかった。一語なら分かる。一文なら分かる。けどそれ以上になると、掴めなくなっていた。そんな訳でこの本も、肝心の戦時出版体制のところ(第5章「国策会社日配の誕生ーー戦中期より日配時代へ」pp.139-256)は、読んでも読んでも、こう、独特の感じがあったのを覚えている。防水加工された布の上を転がる、水滴の気分になってたものよ(伝わるか?)。2020/09/08
ysd
1
『出版ダイジェスト』という業界誌に連載された記事を元にしているので、出版システムの大枠を知っている読者を前提としている。業界外の人間の入門書としては取っ付きにくいかも知れないが、出版流通史の大方の流れがつかめる。2017/08/12