内容説明
印刷会社の工場管理は、その特殊性ゆえに難しいといわれ、他産業と比べても遅れている。したがって新しい技術を応用した、近代的な工場管理方式の構築が必要になっている。しかし、このような印刷業界での工場管理に関する資料は少なく、また体系化されたものは皆無といってもよい状態。このような背景から、今後取るべき印刷会社の工場管理方式について、著者が自らの経験をもとに詳述する。
目次
印刷工場の管理はなぜむずかしい?
拡印刷―印刷技術が創る新しい分野
生産管理―生産のトータルコーディネータの役割
品質管理―クレームの発生をどこまで減らせるか
外注管理―製品の責任は委託元にある
労務管理―働きやすい環境をつくるには
資材管理―品質を左右する案外重要な管理
設備の保守管理―重要なのにおろそかにされている管理項目
能率管理―時間当たり生産量をふやすために
安全衛生管理―基本は人間性の尊重
収益管理―全社員が利益の確保を目指すことが大切
急激な変化の時代にあって
著者等紹介
竹内秀朗[タケウチヒデオ]
昭和15年生まれ。立命館大学理工学部機械工学科卒業後、大日本印刷株式会社に入社。生産技術研究所長、京都工場長などを歴任。昭和59年野間賞(講談社)を受賞。現在、経営・技術コンサルタントとして活躍中
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