内容説明
自分でもわからないうちに、気持ちが後ろ向きになってしまうことがあります。それを理解してくれる人の存在が身近にあり、自分が信じさえすれば常に何に対しても前向きになれるきっかけがつかめるのではないかと思っています。患者さんとご家族・スタッフが一緒になって作るひとりひとりの「物語」。
目次
ナラティブ・ホスピタルで過ごす患者と家族からの手紙(富家病院で紡がれる13の家族の物語;妻の突然の発症でパニックに…。家族で助け合って日常を取り戻した横山郁夫さん;母親が自宅に戻れる日を信じて、自ら介護を教わる娘の新井みささん;30代で脳卒中を発症も懸命なリハビリで自宅へ帰っていく杉田政人さんと母の翠さん;脳死状態と言われた妻が意思疎通できるまでに回復した谷沢正さん;老人ホームで暮らす認知症の母を通して、自身も成長できた深山諒子さん;ホームで暮らす母との外食を楽しみに毎週お見舞いを欠かさない、東田克行さん;息子が若くして脳梗塞に…言語療法士との出会いで希望の光を見た、大倉さん夫婦;きょうだいで役割分担して助け合いながら弟の闘病を支える、辻初枝さん;入院する息子の顔を毎日見ることが自身の励みとなっている、川喜田はる美さん;高校生の息子のバックアップに感謝しつつ夫の献身介護を続ける、並木梓さん;老人ホームでの夫の看取り。ホームへの感謝の手紙が県知事から表彰された佐倉朝子さん;震災、妻の突然の病、自身のうつ病…周囲の助けで試練を乗り越える、岩舘俊朗さん;母親の病気をきっかけに介護の資格を取得した、梶村千晶さん)
著者等紹介
森田理惠子[モリタリエコ]
1972年、奈良県出身。大学卒業後、教職を経て、2002年よりフリーランスライターに転身。教育関連からビジネス、ヘルスケア、美容、エンタメ、ドキュメンタリーまで幅広く執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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