出版社内容情報
《内容》 本書を刊行してから3年がたちました.3年もたちますと本の内容に一部古くなった箇所が出てきました。
もちろん,潰瘍性大腸炎とクローン病(IBD)の本質は変化していないのですが,高額な医療費がかかる白血球除去療法が健康保険で認可されたり,クロ-ン病の治療薬としてレミケ-ドが承認されたり,医療現場の環境も少しずつですが進歩してきました。なによりも素晴らしいニュ-スは,免疫抑制剤であるロイケリンを効果的に使用することで,潰瘍性大腸炎ではガンが発生した時以外には外科治療が不要になる日がやってきたことです。手術すべきか,もう少し内科治療で頑張るべきか,皆さんが最も悩むことに対して,私なりに助言を差し上げることが可能になったことはうれしいことです。
そこでこれを機会に,内容を一部改訂したいと決意しました。
《目次》
第1章 原因-原因不明の病気といわれているが?
第2章 病 態-病気を正しく理解するために
第3章 診 断-正しい診断を受けるために
第4章 確定診断がついたあとの手続き - 特定疾患医療給付制度について
第5章 薬物療法-薬の正しい服用の仕方と副作用
第6章 食事と栄養療法-適切な食事制限のために
第7章 外科治療-できれば避けたい外科手術
第8章 心理療法-精神面のサポートが大切
第9章 妊娠と出産-元気な赤ちゃんが欲しい
第10章 明日に向かって-上手なIBD学習の仕方
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- 和書
- 1回10秒ひざ上げドリル