炎症性腸疾患の臨床 - 診断から治療まで (改訂第2版)

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炎症性腸疾患の臨床 - 診断から治療まで (改訂第2版)

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  • サイズ B5判/ページ数 284,/高さ 27cm
  • 商品コード 9784888751308
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》   日本でも炎症性腸疾患は著明に増加しており,臨床医にとってなおざりにできない疾患である.しかし,炎症性腸疾患と類縁疾患を含めて,鑑別診断に困ったり,治療に難渋することが少なくなく,臨床医にとってはやっかいな消化管疾患のひとつである. このようななか,第一線の臨床医や研修医を対象に,炎症性腸疾患をめぐる診断から治療までの手順を明快に記載した書籍を企画した. そこで,炎症性腸疾患の診断・治療のあり方について,初心者にとっても理解しやすいようなスタンダードな手引き書を作成することをねらいとした.したがって研究の途上にあるトピックス的事項の記載は最小限にとどめ,あくまでもエビデンスに基づくデータを記述していただいた.また自らの診断・治療法に固持するのではなく,他施設における成績も広く公平に引用した記述をしていただいた. 本書の執筆者は、炎症性腸疾患に対する経験が豊富であり,しかも学会などで現在もっともアクティブに活動されている方々である.    

《目次》
第1章 炎症性腸疾患の診断基準
  炎症性腸疾患の疾患概念/潰瘍性大腸炎の診断基準/Crohn病の診断基準
第2章 炎症性腸疾患の画像診断
 1.潰瘍性大腸炎のX線診断
 2.潰瘍性大腸炎の内視鏡診断
 3.Crohn病のX線診断
 4.Crohn病のCT, MR診断
 5.Crohn病の内視鏡診断(小腸,大腸病変/胃・十二指腸病変)
 6.炎症性腸疾患の超音波内視鏡診断
 7.炎症性腸疾患の病理診断
第3章 基本病変からみた鑑別診断
  縦走潰瘍/cobblestone appearance/アフタ様病変/不整形潰瘍
第4章 類縁疾患との鑑別診断
  腸結核/アメーバ赤痢/病原性大腸菌O157:H7腸炎/その他の感染性腸炎/
  単純性潰瘍とベーチェット病/虚血性腸炎/粘膜脱症候群,宿便性潰瘍,急性直腸粘膜病変/
  抗生物質起因性腸炎/非特異性多発性小腸潰瘍症/放射線腸炎
第5章 炎症性腸疾患の治療
 1.潰瘍性大腸炎の内科的治療
   基本的な内科治療/免疫抑制剤/難治性潰瘍性大腸炎に対する治療/
   妊娠中の治療と生活管理
 2.潰瘍性大腸炎の外科的治療
 3.Crohn病の内科的治療
 4.Crohn病の外科的治療
 5.炎症性腸疾患の特殊な治療特集
   ステロイドパルス療法/ステロイド動注療法/注腸療法/シクロスポリン/
   アザチオプリン/6-MP/トロンボキサン合成酵素阻害剤/タクロリムス/ウリナスタチン/
   スクラルファート/γ-グロブリン大量療法/漢方薬/抗アレルギー剤/白血球除去療法/
   高圧酸素療法/PEGによる成分栄養療法
第6章 長期経過中に発生する合併症とその対策
 1.長期予後とQOL
 2.潰瘍性大腸炎の合併症とその対策
 3.Crohn病の合併症とその対策
 4.炎症性腸疾患の腸管外合併症
第7章 心身医学からみた炎症性腸疾患