出版社内容情報
《内容》 インスリン抵抗性の概念, 病態, 動脈硬化との関係, 予防, 治療について解説 《目次》 第1章 インスリン抵抗性症候群総論 1.インスリン抵抗性症候群の臨床的意義 2.インスリンの機能と生体の反応 3.インスリン抵抗性とは 4.インスリン抵抗性と遺伝子 5.インスリン抵抗性症候群の病理発生機序 6.インスリン抵抗性症候群の疫学研究第2章 インスリン抵抗性症候群の基礎類似概念 1.Syndrome X 2.Deadly Quartet 3.Familial Dyslipidemic Hypertension 4.Hyperapobetalipoproteinemia 5.Tangled Web of Coronary Risk Factors 6.成人病と多代謝異常症候群第3章 インスリン抵抗性症候群としてみた病態 1.インスリン抵抗性の臨床診断法 2.インスリン抵抗性と肥満 3.インスリン抵抗性と耐糖能障害,糖尿病 4.インスリン抵抗性と高脂血症 5.インスリン抵抗性と脂肪肝 6.インスリン抵抗性症候群としての高尿酸血症 7.インスリン抵抗性と高血圧 8.インスリン抵抗性症候群と動脈硬化―「脂質仮説」 と「インスリン抵抗性仮説」 9.インスリン抵抗性と凝固線溶系第4章 インスリン抵抗性を改善する生活・食事因子 ならびに薬物 運動/塩―減塩/魚油/食物繊維/難消化性オリゴ糖 α1遮断薬/ACE阻害薬/経口糖尿病薬/Fibrate系高脂血症薬第5章 インスリン抵抗性症候群の予防と治療 1.インスリン抵抗性症候群の予防と管理法 2.インスリン抵抗性症候群と薬物療法の方針
内容説明
本書は、動脈硬化の発症基盤として、新しい意味をもつ多代謝異常症候群(Pluri‐metabolic syndrome)あるいは複合危険因子症候群(Multiple risk factor syndrome)、さらには成人病、生活習慣病などと呼ばれる病態の本態を「インスリン抵抗性」の増大とみなして、その概念、病態、動脈硬化との関係、予防、治療の各面について、関連領域の専門家に考察していただいた。
目次
第1章 インスリン抵抗性症候群総論
第2章 インスリン抵抗性症候群の基礎類似概念
第3章 インスリン抵抗性症候群としてみた病態
第4章 インスリン抵抗性を改善する生活・食事因子ならびに薬物
第5章 インスリン抵抗性症候群の予防と治療