内容説明
第26回日本自費出版文化賞を受賞した著者が、受賞作『わたしと日本の七十年―オランダ人銀行家の回想記』から3編を抄録し、ヒトラー政権下の飢餓の少年時代と日本での自省録を加えた半生記。
目次
モンキーダンス横丁―十二歳のオランダ少年が体験した「飢餓の冬」
「ビッグW」が教えてくれたこと
他生の縁
宇宙から戻った上院議員―上院銀行委員長ジェイク・ガーン
日本で見つけた大切なこと
著者等紹介
ブリンクマン,ハンス[ブリンクマン,ハンス] [Brinckmann,Hans]
1932年オランダ、ハーグ市生まれ。オランダの国際銀行のバンカーとして1950に来日。神戸、大阪、東京で支店長、のちに日本担当重役に就任。24年間の日本暮らしの中で、日本文化に対する興味を深め、日蘭協会での活躍や日蘭学会の創立メンバーとして日本とオランダの文化交流にも力を注ぐ。日本を去ってからは、キュラソー島、アムステルダム、ニューヨークで国際銀行の要職を歴任し、ニューヨークでは外国銀行協会会長を務めた。1986年日本やアメリカとオランダ間の文化・教育交流活動の功績に対して、オランダ王室よりオランユ・ナソ一勲章を受勲。2003年日本に戻り本格的な執筆活動を展開。フィクション、ノンフィクション、エッセイなど著書多数
溝口広美[ミゾグチヒロミ]
東京生まれ。九州大学大学院比較社会文化研究科修士課程修了。2005年よりハンス・ブリンクマンの著作の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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