内容説明
著者はブランコ・ヴケリッチ、山崎淑子を両親として東京に生まれ、1963年、自主管理社会主義の研究のためユーゴスラビアに向かう。以来60年、ベオグラードから、内戦、制裁、空爆など激動する世界を見つめ、ジャンルを違えて発言してきた。本書はその集大成である。“巻末/後記”「山崎洋君のこと」にその生涯が詳述される。
目次
第1部 自主管理研究(ユーゴ型自主管理の構造と論理―日本への適用条件をさぐる;ユーゴスラヴィアにおける価格論争;自主管理(自治)的社会主義の論理 ほか)
第2部 内戦・報道(社会主義ユーゴの女性たち;ユーゴの学生;成立みるか自主管理者法典―注目のサライェボ大会迫る ほか)
第3部 講演・エッセイなど(ジャーナリスト、ブランコ・ヴケリッチ;ニェゴシュ『小宇宙の光』について;セルビアの俳句 ほか)
著者等紹介
山崎ヴケリッチ洋[ヤマサキヴケリッチヒロシ]
1941年東京に生まれる。1976年ベオグラード大学法学部経済学科大学院修士課程修了。受賞歴:セルビア・ペンセンター翻訳賞(2004)、日本翻訳家協会翻訳特別賞(2009)、セルビア共和国功労金章(2022)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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